2010.07.29

万酔会まであと16週

今年の万酔会は、例年よりちょっと早く11月20日(土)。
毎年12月の第一週の土日のどちらかだったのだが、いつもなら申し合わせの頃に本番となった。
と言う事は、稽古の期間も短くなるんだよね。仕事でテンパって身動き取れなくなる前に、やれる時はやろうと真面目に師範稽古だけは出ているのだが、全くだめだ。文相撲の大名で、もう大名は演らないと決めていたんだけど、演ることになってしまったんだよねぇ。先生に「オレが君に女心を教えてやる!」と言う事で、こうなってしまったんだが。。。

今回は仁王以来の竜楽さんとの狂言。それプラス、先生がお相手してくれるんだ。舞台のプロ二人相手にどうなることか。。

☆ ★ ☆

てな訳で、今年の万酔会まで後16週。
場所は久々に青山・表参道の銕仙会。曲目も10番と多いので、12時半頃からかな。

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2010/11/20(土)@銕仙会能舞台

(番組の順番は現時点では未定)

柿山伏  山伏/加藤 畑主/福田
舟ふな  太郎冠者/勝山 主/古屋
井杭   井杭/土屋幾 算置/土屋 何某/小井沢
墨塗   大名/前田 太郎冠者/万之介 女/竜楽<--------------ここ
雷     雷/則武 藪医者/小俣 

奈須語  宮崎
膏薬練  鎌倉の膏薬練/塩谷 都の膏薬練/山崎
仏師    すっぱ/濱田 田舎者/門馬 
文山立  山賊/眞鍋 山賊/西本
舟渡聟  船頭・舅/池田 聟/青柳 姑/伊藤

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正式な番組決定したら、再度ご案内の予定。

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2010.07.17

半分賛同の150万円一家

梅雨も明け、世の中は三連休。こっちは怠け者の節句働きで、この連休で帳尻合わせ。
先週京都で遊んじゃったから、仕方ないか。

☆ ★ ☆

何がきっかけでブックオフで買ったのか忘れてしまったが、先日読んだエッセイ漫画年収150万円一家(森川弘子・著/メディアファクトリー)。いやはや、強烈でうちの妻が感動してしまったのだった。書き手が同世代の関西人で、マンガの端々に出る関西人オーラが共感したのかなぁ。年収150万で生活する術(すべ)を、恥も外聞も無く書き連ねている。

幾つかは自分自身でも実践していて、特に目新しいことはない。半分くらいは共感してしまう。
例えば、食べることに関しては、
 ・半額シール
 ・やっぱり買えない女
 ・これが原価だ!
 ・銀杏拾いも命がけ
なんかは、首をガンガンに縦に振れる。半額シールは実践中で、ちょっと痛んでいても、問題なし。強靭な胃袋を用意してくれた親に感謝。妻の身体はそこまでではないが、半額の魅力には勝てないんだとか。

外食するの方針として「自分で作れないものを注文する」。原価を考えたら、自分ちで作れるものは、お金出してまでとは思わないんだよねぇ。これは妻はピンと来ないんだそうだ。あまり炊事は好きじゃないからかも知れないな。
銀杏拾いは、中学高校とやってたしなぁ。ハイキングする人だったら、どの草花が喰えるかどうかはチェックするだろうし、釣する人なら、どの魚や海老蟹が旨いかも体感的に身に付くと思うんだよねぇ。

また、冬の風物詩と題している章で、暖房しないで厚着するということを書いている。こんなのは当たり前で、真冬でも実家の私の部屋に戻ればストーブなし生活。悴(かじか)んだ手を太腿と椅子の間に挟んで机に向かっているのだ。この部屋をシベリアと呼んでいるけれどもね。

洗剤は3年もちますの章でも、大いに賛同。個人的にはお湯でサッと洗えば洗剤は不要と思っている。

と、まぁ、肯ける部分はあるのだが、トイレの項は年中は辛いかなぁ。出来ないことはないけど。あと物が多くて、これは住居が広くなければ難しそうだ。

一方、驚きはこれだけ倹約していても子連れでパリ旅行したところなんだな。それも破格の安さで。恐れ入る。
この辺は見習わなければ。

☆ ★ ☆

迂闊だったのが、妻が実家の方々へ読んで貰いたいと渡したこと。案の定、「これくらい切り詰めろと旦那(私)に言われているのか?」と呟かれたとか。うわ~~~ん。

それは兎も角、義父はふ~ん、義母は見たくないとの反応。まぁ現代人には驚くことも多いかもしれないが、昭和を生き抜いた世代には別に目新しくはないもんねぇ。

岩村さんの「家族の勝手でしょ」とは違った種類の「爽快感の無い」読後感でしたな。

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2010.07.15

かにかくに祇園の夜の鱧の華

今日は宵山ですね。先週末の鉾建ての前日、祇園富永町の「味 らく山」で妻の一家と夕食。全くグルメには関心の無いと公言する義父が、京都の旧友に連れられて食べたここの料理は旨かったそうだ。また食べようということで、妻のイベントの上洛ついでにご一緒。いやぁ、鱧尽くしと鮎料理を堪能してきました。こんなに鱧を食べたのは初めて。


■胡麻豆腐と茆(じゅんさい)と小海老の前菜。
茆のとろみが大きくて、素晴らしい。うちのは、胡麻豆腐が絶品と舌鼓。


■トコブシの煮物、鱧の南蛮漬、鱧の肝焼きとしし唐辛子。
京都でトコブシが食べられるなんて。関東では昔はスーパーでもトコブシはよく売っていたけど、最近はあんまり見ないんだよな。煮方は関西風の薄味で。鱧の肝焼は美味しかった。


■鱧のお吸い物。
黒い椀に花咲く鱧。鱧もたっぷりで豪勢。


■鱧の湯引と鮎の洗い。
鮎は大将が今日釣ってきたものらしい。美味しい。


■若狭の岩牡蠣。
これまた大きい。女将さんの出身の徳島産の酢橘で。


■京茄子のおひたし。


■鱧鮨、鮎の塩焼き、枝豆
この枝豆が旨い。甘いんだ。


■鮎ご飯、味噌汁、香の物。
鮎ご飯は美味しく、お替りも出来たのだが、もう満腹。。

■山形の佐藤錦。写真は撮らず。大将の出身地が山形なんだそうだ。
おもたせに、ちりめん山椒を戴いて、帰路へ。

☆ ★ ☆

義父の知り合いの誼の仕切りなのか、普通のコースの値段なのか分からないが、祇園でこれだけの料理だったら安い。ほんと鱧をこんなに満腹になるまで味わったのは初めてです。また来よう。
2階の座敷の床の間に飾ってある吉井勇の「かにかくに」の色紙。それを取って一句ひねってみた。

かにかくに祇園の夜の鱧の椀    ぐんなり

エントリー名のように鱧の華にしとけばよかった。。。

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2010.07.11

太った

多分。一時期夜は呑まないように、冷蔵庫には麦酒を買い置きしなくしていたのに、
梅酒漬け始めてから、梅酒やワインを酔い潰れない程度に呑んでしまったのがいけ
なかったのか。

スーツのズボンが厳しくなり、御尻から腿裏が汗臭くなり、激しいリバに見舞われて
いるんだろうなぁ。。。。

今週末も祇園で鱧尽くし、鮎料理を妻らと一緒に食べたのだが、妻が食べきれない
分をスイープして益々アクセル全開の模様。旨いものを残す訳に行かないんだよねぇ。。

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2010.06.25

三遊亭竜楽独演会(2010/6/23)@内幸町ホール

・初天神(桂宮治)
・義眼(三遊亭橘也)
・くしゃみ講釈(竜楽)
・おたのしみ(だるま食堂)
・らくだ(竜楽)

前座の宮治の初天神の途中から聴く。安定して聴ける。ガキの天然さがマッチしている強みだね。
橘也は久々に聴くが、骨折明けとのことだったが、どうも今一。忙しないし、始終目を擦っていて、落ち着きがない。前座の時より下手になったかなぁ。分からん。

くしゃみ講釈は、先月のポルトガル紀行の話を軸にした枕が異様に長かった。ポルトガル語落語で味噌豆を掛けたんだそうだ。ポルトガル語は大使館の方がボランティアで指導してくれたんだそうだ。ただ、その中のオチで使う便所のポルトガル語がどうも古語的なものだったらしく、ホテルマンに通用しなくて、トイレと言った方が通ったというエピソードを面白おかしく話していた。

竜楽さんは日本語でいうところの「雪隠」とか「厠」と例を挙げていた。似た例で、15年ほど前に家族で北海道旅行へ行ったときのことを思い出した。弟がお年を召したご婦人に「ゴフジョウ」は何処ですかと聞かれ、「え?屋上はこの上ですけど」と真顔で答えていたんだよね。「ご不浄」はもう通じないんかねぇ。

だるま食堂は個人的に気に入っているユニット。残念なことに今回の時間は短くあっと言う間だった。シング・シング・シングやイエスタデイは楽しかったけどね。

らくだは枕なし。手控えに先代圓楽が酒を扱う一席で一番のものと記していたが、らくだのアニキの凄みと死人のかんかんのうより、駆けつけ三杯のところが面白く聴けた。かんかんのうの噺としてしか記憶になかったのだが、酒盛りのところが見せ場だったんだ。竜楽さんの酒はいいんだな。

くしゃみ講釈にしても、らくだにしても、高座の横に湯呑みが用意されていたが、こんなのは竜楽さんでは滅多になかったと思うんで、体調でも悪いのかと思ったなぁ。どうだろう。それぞれ台詞を大きく言い直してしまう場面もあったしなぁ。

次回は7/20(火)片棒。中村仲蔵。中村仲蔵は正月のパルコで志の輔のを聴いているんだが、竜楽さんの方が合ってそうだな。

☆ ★ ☆

(2010/6/26 追記)
竜楽さんの公式サイトが4月から出来ていたんですねぇ。
公演案内の葉書を今見直して気がついた。。。。

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2010.06.22

ぷにぷに印象派祭(2010/6/20 14時@アトリエ無現)

初夏恒例の狂言研の先輩・石崎さんのステージ。今回が10回目の記念公演。今回は石崎さんが大学卒業直後に所属していた浅利慶太のところの仲間3人でこしらえたもの。

●人間喜劇「穴」
●パントマイム劇「蝶」
●ファンタジー劇「幸せ箱」

今回はコントなし。キーボードの生演奏も良かったねぇ。
やはり素の石崎さんの面白さをしっていると、芝居が芝居臭く感じてしまうんだよなぁ。ク・ナウカみたいに、ムーバーとスピーカーを分けて芝居にしてみたり、ピンでやるよりもボケ役のある芝居の方が活きる気がする。僕が言う事でもないんですが。

☆ ★ ☆

ちなみに、うちのと着物で参上。恰好が関取風になるので、相撲ネタで出迎えと思ったら、案の定「野球賭博」で攻撃してきた。ほんとうに相撲がこんなんなっちまうなんてなぁ。結婚式の余興で奉納相撲が出来なくなってしまうよ。

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2010.06.15

岩村さんに怒られないように

と言うのが、うちのの口癖になっている今日この頃。岩村さんとは、「家族の勝手でしょ」の憤激でも書いた「家族の勝手でしょ!写真274枚で見る食卓の喜劇」の作者のこと。

もともと食にはあんまり関心はないと言っていた彼女。僕はあんまり利用しないが、Cookpadをよう利用するんだよね。僕の場合は食材を見て、何が作れそうかイメージして、ちょっと押さえにレシピサイトを確認なんだよねぇ。一方うちのは、食材が安いからとりあえず買って、その後それで何が作れるかを調べるんだよね。全然イメージが湧かないんだとか。安いからと言って、とんでもない魚(出汁にしか使わんだろうというような某魚)を買ってきたときは、どうしようかと頭抱えたもんなぁ。
となると、食材を検索して料理のレシピに辿り付くフローは当然で、Cookpadに行き着くのも仕方ない。

そんなある日、便利なサイトを見つけたねんと言う。どっかの主婦がCookpadの有料会員でしか見られないランキング(つくれぽのランキング)のまとめサイトがあるとことだった。ううむ。「600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス」(角川SSC新書)を読んだのもあって、これはCookpadのビジネスモデルを侵害してるんじゃないか?と、他人事ながら心配してしまう。法務部から訴えられ兼ねん。うちのは有料会員じゃないから、閉鎖させられる前にソースを保存しておくようには指示したけどね。

Youtubeに新作マンガをアップしたバカな子供じゃないが、人の食い扶持の邪魔をしていいか悪いか判断できないのかな。便利ならいいとか、支持してくれる人がいるからいいとかじゃないんだと思うんだよねぇ。

グーグルがあらゆる図書を勝手にスキャンしてフリーに見せようとした事件もあったけど(「グーグルに異議あり!」(集英社新書 537B)・明石昇二郎)、仕組みや価値を作った人々に敬意がないのは如何なものかと思わんのかねぇ。

☆ ★ ☆

それは兎も角、冷凍食品は使わない環境で育った僕に気を遣って、今のところ冷凍食品を使わずに調理中。春先に1週間ほど北欧に旅行してからは、和食に目覚めたみたいで、以前よりもパン食もエスニックも激減。こっちとしてはホッとしているんだなぁ。

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2010.06.09

イカのタコ助

GW後半に行った松前でのこと。土産は函館国際ホテルの朝食で美味しかった松前漬かなと松前漬屋をブラブラと市場調査。山形屋の元祖松前漬が道南の郷土料理の松前漬をメジャーにしたお店とのことだが、ここ松前では6社ほどの松前漬屋が競い合っているらしい。いろいろ摘んでみた。

市場調査中にタコの燻製を摘んでいた母。気に入ったは良いがいい値段だったので、その店では買わずに「道の駅 北前船 松前」で安いのを見つけた。自慢げに戦果を報告していたので、見てみると。。。。

ん?原材料名:いか(ペルー)。タコの名はどこにもない。製品名を見ると何と「イカのタコ助」!どっかの国のお土産みたいだった。悄然とする母を横目に大笑いした松前行だった。油断できんなぁ。

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2010.06.03

万之介・則直・十郎の新の会

5/31に「「遺言は守った」東次郎から則直への追悼文」とメモを上げたのだが、5月末頃から「毎日新聞・悼む・山本則直」とか「毎日新聞・山本則直」で検索する人がちらほら目にする。ネットをウロウロして原文がないか探している人がいるんだろうと思われる。著作権の関係でネットには原文が上がっていた形跡もないし、多分今も首都圏でのシェアが10%を切っている新聞では、タイピングしているもいないだろう。東次郎さんの追悼文は温かい文章でした。是非、図書館や縮刷版で読んで下さい。個人的にはPDFにしてスクラップしてますけどね。

☆ ★ ☆

柿の畑主・Fさんが、前のエントリで当時の万之丞(現・萬)と則直が水道橋の居酒屋で転り込んで来た話を披露してくれていますが、昭和の末期はこうやって狂言の異流がいろいろワイワイやっていたんですよねぇ。一時期は東次郎家、千五郎家、万蔵家の混合の会も国立能楽堂主催の会以外でも頻繁にあったんですが、今はどうなんでしょう。家毎に縦割りになってしまった気がします。森崎事務所が千五郎家と万作一門のパッケージをしているのと、年一回の又三郎さんところのやるまい会くらいしか思い浮かびません。評論家などの関係者が、もっと企画しなくてはいけないんじゃないですかねぇ。重鎮が年老いて動きが鈍いのなら、若手が何とかしないものでしょうか。

そう考えると、昭和の末までやっていた万之介、則直、十郎の新の会は斬新だったのかも知れません。今ほど狂言はメジャーじゃなく、チケットの捌きも大変だったと思いますが、万蔵家、東次郎家、善竹家の3家を一同に観る会はワクワクしますよね。本当に残念。

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2010.06.01

相棒の呼び方

付き合い始めのころから、妻は私のことを「にーさん」と呼んでいる。僕自身、「にーさん」呼ばわりされるのは変な感じが初めの頃はしていたのだが、何年も言われ続けていると当たり前になってしまうんだよねぇ。「おにぃちゃん」と呼んでいる毎日新聞時代の先輩夫婦も知っているんで、まぁいいかと断念しているのもある。

一方、私は「○○やん(○○は名前の最初の2音節)」と呼ぶ。ピッチャーの江本を「えもやん」、400勝の金本を「かねやん」と呼ぶのと同じだ。関西人だし、ちゃんづけよりいいと思っていたのだが、思わぬところからクレームがついた。義母からだった。
「○○○ちゃん」とか「○○○さん」と呼んで頂けませんか、との申し入れ。「やん」呼ばわりされるような娘に育てたつもりはなない、と言うか、深窓の令嬢をイメージして育ててくれはったんだろう。かれこれ3年近く今の呼び方なんで、二人きりの時は難しいけど、生駒の実家に寄せてもらった時は観念してさん付けとする。

仕事場近辺で呼び方をリサーチすると、栃木生まれの方は「呼び捨て」、奈良育ちも「呼び捨て」。私の少ない恋愛経験でも「苗字で呼ぶより、名前を呼び捨てて呼んでね」ということの方が多かった。ちなみに本人に聞くと「ちゃん付け」と「呼び捨て」はやめてとのこと。ふ~む。

☆ ★ ☆

狂言では「おんなども」なんだよね。

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«「遺言は守った」東次郎から則直への追悼文