期待感、臨場感、一体感、そして余韻。
ono ことばを感じる☆:観客からみたコンサートホールを読んで、「チケットを買ったときから
公演が始まっているという気持ち」が遠いところへ行ってしまっていることに気が付く。
若い時は、チケットを見てに「ニヤツクこと」はあったんだよなぁ。
幕が開く前のときめきが全く無くなったわけではないんだけど。緊張感、期待感とかは席に
座って、場内がシーンと鎮まってから僅かなひとときだけ。日常から流されるように劇場へ
行くから、気持ちの切替がしきれてないのかとも思うし、すれてしまって純粋な面がなくなっ
てしまったからかもしれない。同じように終演後の感動も以前より感じる機会が減っている
んだよなぁ。。。。。
にやつくような期待感がなくなって見ているから、感動しなくなったのか?
何も期待しない時の舞台で感動するにも捨てがたいとい言い聞かせてるのもある。
期待して裏切られた時のショックを感じさせないために、期待感をもたなくなってし
まったある種の進化?
狡さか。むむむ。
★ ★ ★
以前たちあげた、拍手いや~んの会。
能の余韻を楽しむことを知ってもらえたらということだったんだけど、期待感もセット
なんですよねぇ。
まぁ、能狂言の場合は、幕の向うから聞こえるお調べを聞いたり、橋掛かりを歩む
演者を見たりしていることが、シンフォニーホールの小径と同じ役割をしているんと
も言えますね。
★ ★ ★
期待感、臨場感、一体感、そして余韻。
目の前で起こっていることだけが現実じゃないということでしょうかね。
Comments
トラバ、ありがとうございました。
>目の前で起こっていることだけが現実じゃないということでしょうかね。
これ、深いつぶやきで良いわん♪ と思いつつ読みました。
Posted by: ono | 2004.01.24 14:31
こちらこそ。毎回、onoさんとこで「うぐっ」と唸ってます。
Posted by: ぶ | 2004.01.24 20:35