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2004.02.29

漢字の威圧感

下の数の記憶で、算用数字の羅列より漢字だから数の大きさに重みが感じられたと言いました。

漢字の威圧感。

それを感じるからこそ、日本語の出版に従わっている方なら、文章に「漢字」と「かな」の配置の比率を意識しているはずです。遠目に文章の字面を見て真っ黒なものは、読み難いものと考えられています。
(余談ですが、一般人が漢字と平仮名の比率を考える機会は、子供の頃の国語のテストくらいすね。何文字以内で記せという問題では、平仮名で文字数を水増ししたり、漢字で圧縮したりした覚えはありますよね。)

編集者Asanoのブログ:中国語タイポグラフィにおける「ひらがな」の効用を読むと、漢字の威圧感は中国人も同様に感じているんですね。面白いなぁ。中国語だと、平仮名・片仮名みたいな便利な文字がないから、厄介ですね。

化学の元素記号も漢字一文字で作字していとか。偏や造りの組合せで自由に作れるようですけど。

無量大数や不可思議などという単位は、意味は仏教用語。音も仰々しい音。形も普段見掛けない漢字。見事にとてつもない数の感覚を想起させます。

it1127の日記:言葉・表現・3D言語で、言葉には3要素(「意味」「音」「形」)があると紹介していました。漢数字の感覚は正にこれですね。

★ ★ ★

言葉の3要素については、また別の機会に。
(18歳で初めて狂言の稽古をしたときに、衝撃を受けたのが、言葉の「音」の感覚です。)

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Comments

こんばんは。トラバありがとうございます。

>日本IBMのCM[数の記憶]

結構、わたしは、結構大人だったものよく覚えています。
中でも「恒河沙(ごうがしゃ)」は印象的でした

>音も仰々しい音。形も普段見掛けない漢字。見事にとてつもない数の感覚を想起させます。

那由多(なゆた)、阿僧祗(あそうぎ)はいかにもといった感じですね。その上の単位「無量大数や不可思議」平凡な気がします。よく見かける漢字だからでしょうか。

>漢字の威圧感。

西洋人が、漢字タトゥを入れる感覚がなんとなく解る気がする。

Posted by: it1127 | 2004.03.01 00:38

blog::TIAOのMAOです。

漢字、確かに中国語の本を開くと黒っぽい。
本来がコミュニケーションというよりも命令の伝達であったり、記録の保存として生まれたからでしょうか。
現在でも中国では一般庶民が楽しみの読書をするというのは日本よりは少ないように感じます。
それよりも話劇というお芝居を耳や目で楽しむ方が好みのようですね。日常でも表現が演劇的な要素をもっております。

しかし、あれだけ広大な地域のさまざまな発音で話す人たちが漢字を持つことでコミュニケーションできるということは驚きというか、素晴らしい。

ローマ帝国は滅んだけど、中国は古代の世界を今に伝えている理由はその辺にあるのでしょう。

Posted by: MAO | 2004.03.10 08:00

 >TIAOのMAOさん

別のエントリーでお名前のミスタイプ、申し訳ありません。

それはさておき、コメントありがとうございます。
中国の一般庶民の読書欲が少ない気がするというのは、
驚きです。アメリカと同じく他民族というのがあるのでしょうか。

Posted by: | 2004.03.10 22:32

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