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2004.02.13

金の有り難みと惜しむ気持ち


見事に流行風邪にやられ、昨日今日と使い物にならない状態。
ケツカッチンなのに、また積み残してしまった。

★ ★ ★

夕方、ラジオを点けると「最近の学生は15年程前のバブルの
時と比べると貧乏ですから、一生懸命工夫を凝らしてますよ」
という発言だけが耳に入る。もうコーナーの最後の所で、狂
言師の野村万之丞がその発言の主だったことしか、分からない。

そうなのか? 実際に今の学生さんの世代と付き合うことが
あまりないので、ピンとこない。むしろ、私と同世代の教育
関係者から聞く話は、万之丞のこの話とは正反対のような気
がする。

★ ★ ★

幼い頃に育った時期がバブル時代だったわけだから、そっち
の影響の方が強くないだろうか。

范蠡(はんれい)が陶朱公と呼ばれていたときのエピソード
を思い出す。罪を犯した次男を救おうと末っ子に大金を持た
せようとしたのを、長男が自分に任せてほしいと出しゃ張っ
てみすみす次男を救い損なってしまうというもの。

その時、遺体を見た陶朱公が笑っていったのが、これ。

「長男は昔から一緒に苦労してきたので金を惜しむ気持ちが強い。
 三男は生まれながらに金持ちだったので金を惜しむ気持ちが薄い。
 こうなることは最初から分かっていたので悲しむに足りない。」

宝塚雑学:西施・范蠡のその後(引用文が読みやすいので)

大手広告代理店が各界の二世を採用するのも、お金を効果的に
使う算段が身に付いているからなんでしょう。

★ ★ ★

子供の時にお金でいろいろなことが解決出来たわけだから、お
金がないと何も出来ないと思うことの方が多いのではないかと
思う。

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Comments

能「船弁慶」のクセのことばは難しくて?なのですが、始め勾践を助け、越でも重要ポストについて、富も得、『功成り名遂げて身退く』とあります。こちらの越の范蠡、陶の陶朱公のお話だったのですね。『陶朱功をなすとかや』をはっと思い出した次第です。

Posted by: Cat | 2004.02.14 01:46

言われてみて、橋弁慶の詞章に范蠡があったのを思い出しました。

Posted by: | 2004.02.14 22:58

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Tracked on 2006.12.17 11:19

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