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2004.10.10

稼げない学問

アクセス解析のログを見ていると数学は役に立つかとか、曽野綾子の数学蔑視発言で検索ヒットするせいもあって、リンクされているみたいです。

数学科や数理経済学出身らしい、こことかここの方は数学は実生活に役立たないと断言。

まあ、文学部しかもロシア文学出身の私も、文学が実生活の役に立つかと尋ねられたら、役に立ちませんと断言しますけどね。進路を考えるときに、役に立つかどうかより、興味が持てるか持てないかだったからでしょうか。

母親から「男なのに何で文学部?」と言われたくらいだから、世間一般の認識として文学は役に立つとは思われてないでしょうけどね。

☆ ★ ☆

中西準子さんの雑感256-2004.4.20「理科嫌いは誰が作ったか?」のコメントを読むとある程度すっきりします。

「役に立つ立たないということより、稼げる稼げないということなんでしょうね。」

数学と理系では定義が拡散してしまいますが、ズレているわけではないと思います。

ただ、教育や人間形成に、役に立つとか稼げるとか即物的な考えを持ち込まない方が上品ですね。あの旭山動物園の小菅園長が、こんなことを言っています。(くりおね あくえりあむ経由で知りました。ここの動物園の紹介記事は魅力的ですね。今度北海道へ行くときは旭山動物園には行きたいと思ってます。)

ひとつだけ持論があるんですが、勉強しない子どもに対して「何々の役に立つから勉強しろ」というのは間違っていると思います。勉強とは、役立つ・役立たないではなくて、自分を作るためにすることです。よく、サイン・コサインなど三角関数を勉強しても実生活で使ったことがない、役に立たないことを教える、と批判されることがありますよね。とんでもないと思いますよ。三角関数という積み木を1個持つことができれば、それだけ高い塔にすることができると思うんです。実生活に役立つ知識だけでは細い塔で終わる。無駄と思える雑学でも、それに支えられて太い塔に積みあげていけるんです。子ども時代にケガして覚えたこと、経験したスポーツ、ケンカしたイヤな奴、どれをとっても人間形成にムダなものは一つもないと思います 。 (リクルート・キャリアガイダンス.net職業人インタビュー2004年9月13日)

☆ ★ ☆

なぜ数学から理系に広げたかと言うと、毎日新聞の理系白書blogの元村さん(彼女は同期ですね。このblogは慣れないせいか使いにくいなぁ)の小泉文系内閣の記事を読んだからかな。

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