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2005.12.18

稽古の役得

昨日は昼まで事務所で片付け物をして、午後は知人が出ているタンポポ会へ。附子、右近左近、棒縛、福部ノ神と小舞3番を見る。見るつもりだったのだが、ところどころ不覚にも船を漕いでしまった。すみません。

閑話休題、千五郎家の附子や棒縛などの狂言らしい狂言って、中堅以上の演者で見た覚えがないことに気が付いた。多分、ホールで見る機会が少ないからなのかなぁ。素人会でも狂言の力で面白い曲なんで、実力者がやったら堪らんよなぁ。演っている方は、小さい時から何度も演っているから、つまらんのだろうけど。万作さんも詰まらんと言っていたっけ。演者の工夫の余地がない、と。逆に言うと、完成されているということなんだよね。

稽古する曲を選ぶのに、学生の時は深く考えていなかった。演者がそれなりに活躍するのが演りたいという気持ちが強かった。それが、初めて狂言の曲の完成度に目を見張ったんだよね。数年前に附子の太郎冠者を稽古したときに、よく出来ていると実感。その後は、狂言らしい狂言を習っておいた方が勉強になるなぁと感じ、今年も棒縛にした次第。

先生にとっても子供の時から嫌というほど演っている曲で、僕らに稽古をつけるときは、その時に教わったり考えたりした素の何かがその端々に出ているような気がする。役得だなぁと思うのは、そんな時ですね。

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