第33回野村狂言座(2006/1/25@宝生)
未見の犬山伏、松囃子が掛るので、これまたチケットレスキューで入手。両曲とも遠い曲だと思うが、舞台を見てなるほど労多くして功少なしの感じ。筋自体は。
流石に18時半入りは難しく、犬山伏の山伏の名宣り辺りで見所へ。高野さんの山伏、ぬるいなぁ。台詞も型も。茶屋の竹山君、絶句?らしきところもあり不安定。これは僧の深田さんが台詞をとちったか、飛ばしたからなのかもしれないが。う~む。何だか、おさらいしましたという感じで、辛かった。
萬斎さん息子の裕基君の宇治の晒。今は狂言を嫌にならなければいいので、あれでよし。どういう風に稽古をつけているのかを考えるだけで面白い。
富士松は渋いねぇ。万酔会で先輩方が組んで稽古をしていたのを見ているのだが、万作・万之介の老兄弟がやるとなかなか。上もカタカタ、下もカタカタ。
松囃子はやはり万歳太郎の萬斎さんの一人舞台。無布施経でもそうだが、人間の弱いところ、内面の表現はちょっと駄目。いつになればOKかは何とも言えないが、まだ勢いが有り余る。
今日の3曲の中で一番正月のお目出度さを感じてしまったのが冨士松。普通は違うんだろうが。。。
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