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2007.07.24

プロとアマとアマチュアリズム3

華があるから駄目なのかで、演者としての萬斎は期待するが、彼の演出に期待しないと書いた。国盗人はチケットを拾う為に覗くサイトでは絶賛の様だが、こっそり覗いた某サイトでは、こっそりがっかりした旨のアップが。。。。やっていることがいくつかの小劇場でチャレンジしているよなぁ、って期待を勝手に膨らまして勝手にがっかりしている様子。(こっそりなので、ここでは紹介しない)

当人は演出家+芸術監督活動にも期待しているようなので、まだ見捨ててない。優しいなぁ。国盗人は来月NHKの芸術劇場で放映されるようだが、多分見ないだろうなぁ。白石加代子は気になるが、映像と生は別物だしなぁ。楽日前後に先輩が観に行ってるので、評価を伺ってみようとは思うが。

☆ ★ ☆

以前、万作さんが、「六地蔵」でシテが「イヤミ先生のシェー」を演って受けたとか、「彦一ばなし」で天狗の子と彦一が川で泳いで追いかけっこをするシーンで、シンクロナイズドスイミングの真似をして客席に喜ばれたと話していたが、こう言うのは「遊び」であって、演出の本質ではない。(万作さんも遊びと認識していると思う。。。違うかな)
お客さんに受けるからとか分かりやすいだろうと迎合するのは良くない。コピーライターが日本語を使ったキャッチコピーで五七五を使わないのも、プロとしての矜持。
やっぱり、他のものを連想させるのは、余り良くない気がする。例えば、芝居で使う音楽は、イメージが染み付いたものを使うのはプロとしてはやらないものじゃないのかな。

新しいことを生み出すこと。これが芸術として評価されるベキものと思う。

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