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2007.08.05

声を出すと頭が空になる

若いときに比べ、集中力の持続時間は大分減った。

昔は寝食忘れても平気だったし、集中している時は飲み食いは嫌だったものだ。伊武雅刀の声のデスラー総統が戦争時に飲み物を部下に差し出されたとき、「私の楽しみを飲み物で邪魔しないでくれ」というような意味の台詞を言ったのを覚えているが、まさにそれだった。

今は2時間が限度か。芝居も1時間半を越えると、どんなにいい舞台でもお尻が気になるしな。

オンタイムの日中は軽く席で午睡を10分ぐらいとるが、中途半端なんだよな。床で寝たくなる。

☆ ★ ☆

フロアの面々がいなくなる午後6時半過ぎや、週末は全階を独り占め。狂言小謡を謡って頭を空っぽにする。事務所用に謡本もコピーして、謡いやすい「掛川」から稽古して謡える謡をメドレーで。和泉流の謡本の最初は「柳の下」だが、あれより「掛川」の方がウォーミングアップにはいい。

ちなみにこの「掛川」の小謡は、溝口健二の名作「雨月物語」でも謡われている。狂言小謡で映画やドラマで使われているのは「瓢箪」(秀吉が得意としていたから)、「うさぎ」「風車」くらいか。いずれも、短くて舞の型も目立つからか。

☆ ★ ☆

30分ほど声を出すと頭が空っぽになって、午睡よりはすっきりしている。肚から大きい声を出すと、雑念が消えるのは不思議だ。仕事のデモやプレゼンでもそうだし、狂言で名宣をスパッと言ってしまうと。どうしようか逡巡していたり、迷っていることが綺麗に流れされる。

と、休日や平日の宵の口では、某所で奇声が聞こえるとのことです。

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Comments

おひさしぶりです(^^)。
”謡メドレー”、同じ事をやっているのですね。
私は自宅でやっています。
調子に乗ると縦長一畳半の場所でぶつかりながら小舞を(扇がヨレヨレです…)。

近隣の皆様が子供の頃より心広い方ばかりで、
当家から発せられる音(楽器やら歌やら奇声やら)に寛容でありがたい(^^?)環境です。

Posted by: なみぴ | 2007.08.08 at 00:07

ども。膏薬練の稽古は順調ですか?

自宅で声を出すのは雨がザーザー降ってる時だけですね。変な声を出す宗教と間違えられたくないしねぇ。。。。

謡は休むと覿面に下手になりますよね。ははは。

Posted by: | 2007.08.08 at 00:30

膏薬煉。。。
ありがたくも少し高めのハードルを用意していただいたみたいです(^^;
後半が、後半が、、、。

ちなみに稽古はロングバケーション突入。
休むと忘れちゃいますよねー。ははは。

Posted by: なみぴ | 2007.08.08 at 23:02

両ジテだから、ガンバらないとね。期待してますよ。

Posted by: | 2007.08.08 at 23:48

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