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2007.11.04

東京茂山狂言会第十三回(2007/11/1)

茂山千作米寿記念 東京茂山狂言会第十三回@国立能楽堂(2007/11/1)を見る。脇の最後方橋掛寄り。

茂山だけの狂言会を見るのは何年ぶりだろう。大阪時代は千五郎家ばかりで飽きてしまったのが、懐かしく感じるな。今回は、千作翁の「庵の梅」が目的ではなく、茂山では珍しい三人かたわが掛かるためで、ちょっと翁には失礼で申し訳ない。

☆ ★ ☆

庵の梅   老尼  茂山千作
      女房衆 茂山正邦、茂山茂、茂山童司、茂山宗彦、茂山逸平
      地謡  茂山千之丞、茂山七五三、茂山あきら、丸石やすし
      笛 藤田次郎、小鼓 曾和正博、大皷 安福光雄 太鼓 金春國和

文荷    太郎冠者 茂山千之丞
      主人   松本薫
      次郎冠者 茂山千五郎

三人かたわ 博奕打甲 茂山七五三
      有徳人  丸石やすし
      博奕打乙 茂山あきら
      博奕打丙 茂山正邦


庵の梅は、すみません。遠い席で途中沈没。庵の梅より、以前同じ千作翁ので見た「護法」の方が充実していた感じがする。。。

文荷は、予想外に面白く感じてしまった。見慣れている曲なのに、名手に掛かると膨らみがあって、詰まらない台詞が活き活きしてきて、いい曲なんだと再認識される。後の三人かたわよりも受けていたんじゃないか。

三人かたわ。今までに東次郎、万之介のシテのを見ているが、この千五郎家のは初めて。確か千之丞の本でも、なかなか掛けにくい曲といっていたと記憶している。昨年自分でも稽古しているので、台詞や謡の違いなどをアタマの隅に置きながら見る。

台詞は万蔵家のより伏線の振り方がきっちりしている。思わず、そういう事だったのかと思った箇所があった。(でも、今は忘れている。。。。)
その代わり、台詞の構成がきちんとしているためか、ちょっとクドイ。唖の真似をするところなどは特に。酌謡や小舞も、流れが万蔵家と違って面白かった。

座頭の桜川の酌、兎の小舞。躄の竹生島の酌、大原木の小舞。唖の羅生門の酌、小舞は何のだろう。恥ずかしながら分からん。

これが万蔵家だと一二三四の酌、風車の小舞。躄の酒は元薬也の酌、兎の小舞。唖の竹生島の酌、景清の小舞。最後に再度躄の桜川の酌。尤も、万蔵家の場合、謡いや舞に替えの型(座頭が景清の眼こそ暗けれど、いざりの鉢の木、唖が八島の船戦)があるから、単純には比較できないが。

こうして改めて見ると、千五郎家のはなかなかキツイかなぁ。万蔵家のはまだ嫌らしくない感じがしたな。

☆ ★ ☆

千作翁は、こんな習物よりカラッとした萩大名みたいなのがいい。万之介先生もそうなんだけどね。

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