竜楽独演会(2007/12/5)
12/5(水)は、竜楽独演会@内幸町ホールへ。
前座の開口一番に間に合う。
番組は、曲名はなんだっけ?(三遊亭きっ好)、ぜんざい公社(三遊亭竜楽)、左甚五郎旅日記掛川の段(玉川奈々福)、寄合酒(三遊亭きつつき)、文七元結(三遊亭竜楽)。
ぜんざい公社は、上方の新作らしいのだが、段々噺がついてきて飽きてくるなぁ。
この日のお題目は文七元結(ぶんしちもっとい)。あ~、竜楽さんはこういう人情話がいい。安心して聴ける。根が真面目なのが噺に出てしまうのかなぁ。何か、昔の寅さんの映画の笠智衆が演じた午前様が講話をしている雰囲気。調べてみると吉原の店の名や鼈甲の大店所在地がいろいろバリエーションがあるんだとか。枕でも触れていたが、もともと薩摩の芋侍相手に、江戸っ子の気風を伝えるために圓朝が作った噺だそうだ。
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今週末12/9(日)の万酔会。竜楽さんはトリで仁王のシテを演じるだが、この文七元結の左官の親分・長兵衛と同じく博奕ですってんてんになる役回り。落語で出てくるすってんてんと、狂言の博奕打の「不倖せ」は大分趣が違うんだよねぇ。本番では好き勝手演る筈なので、どうぞ当日をお楽しみに。
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