ノーフラッシュやマナーモードのデフォルト設定に何でしないのか
酔漢さんとこの「動物園が撮影禁止になる日」から、「本当に館内での写真撮影ができないのは日本の美術館だけなのか - につき」へ。成る程、日本だけが厳しいわけではないんだと知る訳だ。
そこでよく言われる撮影禁止の理由の「フラッシュの光による作品へのダメージを防ぎたいため」。心ある撮影者なら、フラッシュを焚かないという心遣いをするんだろうが、不特定多数の場では、心無い人が必ず出る。悪意のある撮影、つまりワザと作品に傷つけようとするある撮影は少ないと思う。カメラに不慣れで、意図せず、フラッシュを焚いてしまうことの方が殆どなのではないか。
酔漢さんが報告するように、旭山動物園で係員が注意「フラッシュを焚かないでください」と注意しても、カメラが何で光るんだとフラッシュを制御できないでいる観覧者ばかりという現実。
このフラッシュ撮影の悩みは、動物園だけじゃない。競馬場のパドックや撮影自由の劇の発表会(万酔会のような素人会)でも困っている。また先日もさよなら運行していた銀河に沢山の鉄道ファンが詰め掛けてましたが、鉄道の撮影でもフラッシュは列車の安全運行上重大な問題と指摘されている。
カメラの設計者が良かれとして組み込んだ自動フラッシュ発光の機能。最近の機種は殆ど初期設定されていると思う。これを初期設定から外すことは辞める事は出来ないのか。フラッシュの制御が出来ない方はお年寄りや女性などが多いと思われるし、気軽に写真を撮ってみようと思うのも、彼らのような層だと思う。カメラ小僧はその辺りのことを心得ているんだから。
以前、読んだコラムに、携帯電話のマナーを向上させるために、マナーモードのCMを流すより、初期値をマナーモードにして、着信音のある方を特殊なモードという設定にすべきじゃないかとあった。
カメラの場合は、マナーキャンペーンのCMさえ流していない。経団連のお偉いさんに名前を据えているんだから、マナーの告知は早く打って欲しいし、フラッシュ発光の設定を初期値から外すことを携帯電話のマナーモードの初期設定化より先に標準化して欲しい。
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