狂言絵本その後
先週末は万酔会の番組の相談の集まりへ。秋口に先輩に貸していた五月書房版「野村万蔵著作集」が、手許に戻ってきた。所有している面々も多いのだが、絶版になっているから、どうやって入手したのかという照会がちらほら。古書のオークションで入手したことを披露すると、それに関連して5年前に出た「狂言絵本」が、神保町の高山書店に山積みになってるよ、耳にする。サイドバーのお奨め本に載せているとこの本。弱小出版社だったはずだが、どうやら力尽きたのか。ググっても裏が取れないのでこれ以上のことはここでは言えないが、関係筋の話だからきっとそうなんだろう。
2004年の万酔会で知人への贈り物として20冊、自分用に1冊を自腹で購入。地元の図書館にリクエストして2冊購入してもらった(万作さんや東次郎さんの本でさえ複本じゃないのに)のを併せると、微力ながら売上に貢献したつもりだったんだが。。。新興大手の草思社でさえパンクする出版業界だもんねぇ。図書館はベストセラーの複本購入なんかしないで、こう言った資料本をちゃんと揃えて欲しい。良書を出している、または出そうとしている弱小の出版社を支援して欲しいものだ。ベストセラーなんて、ちょっと経てば、ブックオフにぞろぞろ出て来るんだし、ここでも触れられているように、調べ物が出来るような本をちゃんと揃えてこそ図書館で、個人の余暇と言えば恰好がいい言い方かもしれないが、一種の暇潰しにばかり予算とスペースを確保して欲しくないよなぁ。
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