場所は重要
先日、高野さんでお稽古をしている知り合いから、「和のこ乃会」@矢来能楽堂(5/31:土 午後3時~6時)の案内を頂いた。今回が三回目で、初めて装束を着けての会になるのだそうだ。銀座での1回目は袴、江戸川橋での2回目は浴衣での会だったと記憶しているが、気合も入ることだろう。
演ってても装束と紋付との差は大きい。袖の捌き方などの所作から、着崩れに至るまで、着けてみないと分からないことが多いのだ。思ったように動かない自分が情けない時もしばしばだった。僕自身のことで言うと、数年前に棒縛のシテを演った時に、稽古ではスッと案山子状態で立てたのに、迂闊にも腰が上がらなかったことがあったっけ。太りすぎだったというのもあるが、正しい姿勢でいつも稽古をしていないと動けないものなんだろう。
当日はお邪魔するつもり。矢来能楽堂は神楽坂にあっていい場所なので、初めてふらふら狂言を楽しむ方も、狂言を見た後に、風情のある町並みやいいお酒を楽しめると思う。それに比べて、万酔会の予定の場所の東中野はつらいなあぁ。
☆ ★ ☆
今週末の10(土)午後1時~5時半である後輩たちの自演会「蝉の会」も、場所はいい。青山・銕仙会なので、ここも狂言を見て、帰りは表参道や青山をブラブラも出来るからね。丁度、今は岡本太郎の生家を改装した岡本太郎記念館で、「太陽の塔-万国博に賭けたもの」展もやってます。根津美術館もあるし、浮世絵の太田美術館も楽しい。
脇道は兎も角、番組も華やかだし、気楽に行かれるといいと思いますね。僕も都合がつけば覗きたいところだが、どうかなぁ。。。
Comments
やっぱりいろいろありそうですね>装束
目下、袴の裾捌きがめっちゃ不安です。。。
ご存じの通り、アクションが派手なもんですから。
すっと立ち上がれるかどうか。
こればっかりはモノがないから練習できない。
一応、近い状態で練習はするのですが、、、
後ろの裾を踏むんですよー(泣)
あー楽しみ(ははは^^;)。
Posted by: なみぴ | 2008.05.12 03:59
なみぴさん、どもども。
なみぴさんの役はそれほど神経質になるものではないですよ。でんぐり返しのある相手よりは。
それよりも、鼻の脂がいっぱいでないようにしないとですね!
Posted by: ぶ | 2008.05.12 23:37
> 鼻の脂
袂に拭くものを忍ばせておいたほうがいいですかね?(そんなことできますか?)
今回の接着剤は、デザイン用のペーパーセメントを使います。
接着力も強く、且つはがしやすいスグレモノです。
両面テープだと練習するたびに表皮が剥がれて傷だらけになってしまいそうで…。
でんぐり返しもうまく誘導してあげないとキケンですよね。
Posted by: なみぴ | 2008.05.14 13:21
へぇ。ペーパーセメントなんだ。前は両面テープだった気がするなぁ。鼻に貼る前に脂を拭えるかは、どうだったっけ。蝦蟇みたいに汗噴出していたら、後見がちゃんとやってくれるでしょう。
でんぐり返しでは、シテ柱を壊さないように。
うちの先生は、よく「壊すなよ」って言ってましたよ。
Posted by: ぶ | 2008.05.16 01:04