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2009.08.29

いいときの日本

今更な感じもするが、途中まで捻った雑文があったので、生存記録としてあげておく。

☆ ★ ☆

Magmellさん経由で知ったでよしもとばななの居酒屋問題ね。あ~、数年前の雑文が電子データに上がった途端、炎上だもんな。「ウェブはバカと暇人のもの」(中川淳一郎)の指摘通り、ネットでテキストが読めないとこういう反応はされないんだなぁ。良くも悪くも、WEBに情報が載って、誰でもアクセスできるようになると、情報が輻輳されて、話題性は高まるんだよね。

今回よしもとばななが叩かれている持ち込み云々は、こっそりじゃなくスマート事前に話を通せばよかったんだし、そういうことを出来る立場の人間はすべきだと思う。自分ならそうする。ビールメーカーの営業が、自分の会社のビールを取り扱っていないお店で会を催す時、持ち込み料を払って自社のビールを出させるように。

余談だが、このばなな居酒屋問題の火付け役となってしまった「活字中毒R。」の2009/3/31にビールメーカーの営業の話が取り上げれている(「2009年03月31日(火) ■「某ビールメーカー経営トップを、庶民的な居酒屋に招待した友人」の話 ~無趣味のすすめ』(村上龍著・幻冬舎)より。)
)。「情報と誠意。誠意を相手に伝えるための、想像力が問われるのだ。」というエピソード。肝に銘じなければならないよなぁ。

☆ ★ ☆

話を戻して、ばなな居酒屋問題で、気になったこと。
僕はばななと同世代だが、「いいときの日本を知らない」とはあんまり言いたくない。「美味しい思いをしていない」とは言う(言ってやる)かもしれないけれど、それとこれは違う。伝えるものと受け取るものが、お互いに余白を持ち合わせる。それが無くなって、社会に糊代というかバッファが消えて、言葉がそのままストレートに伝わる、いや解釈される時代になってしまったんだよね。
子供社会と言っていいのかもしれないけど、言ったまんまの意味に取られてしまい、悪くすると揚げ足を取られてしまう。

それらによって喪ったこともあるけど、居心地の良さも得てしまっているんだよねぇ。三丁目の夕日で言うところの、素晴らしき昭和が胡散臭いのと同じように。両方とも手にするのは難しいなぁ。

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Comments

リンクありがとうございます。

Webと話題性については、本当にそのとおりですね。ばななの雑文は本来ならばななファンしか目を通さなかったでしょうし、ファンなら
「これはちょっとな~」
と思いながらも彼女の長所も思い出してスルーするでしょうから。

件の雑文から伺えるばななの性格?については、バブル期に出てきてヒットした作家で、あまり普通の職業経験がないでしょうから、飲食店のスマートな利用の仕方がわからないのかもしれません。
最近しみじみ思うのですが、若いときにあまりちやほやされず、地道に頑張ったり多少は苦労したことが、年を取ってから生きてきているように感じています。

Posted by: Felice | 2009.09.02 08:20

こちらこそ。いつもいつも鋭いアンテナがあるなぁと感心してみています。世代論で一括りするのは好きではないですが、Feliceさんとはやはり同世代なのか、考え方に共感する部分が多いんでしょうねぇ。

若い時の苦労は買ってでもしろということですかねぇ。兼好法師じゃないけど、病気をしたことがある人は、体の弱い立場の人のへの思いやりもありますし、別の立場の見方が出来るんですよね(健康な人が出来ないわけではないですが)。

あとチヤホヤと同じ流れですが、自分がマスコミを辞めて転職して感じたのは、マスコミや先生など他人に情報を伝達する人は新卒よりも別の世界で何年間か生活してきた方が、頭デッカチ独りよがりにならないよなぁと思いますね。

Posted by: | 2009.09.03 13:18

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