ハイバイ「て」(2009/10/3 ソワレ)@東京芸術劇場
しのぶの演劇レビューの号外を見て行って参りました。ハイバイ「て」(2009/10/3 19:00~20:45@東京芸術劇場)。
いやぁ、面白かった。本も演出も練りに練った舞台。緻密でテンポ良く、しかも笑いもある。媚びた笑いじゃない、内容はシリアスなのに思わず噴出してしまう上品な笑い。
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全席自由と聞いていたが、舞台を中心に挟んで左右に客席。僕が見たのは入って右(奥)中央3列目。今から思えば、右の方が役者の正面を見ることが多くベストポジションだった。
演出がいいのは、同じシーンをいろんな角度から見せるところ。しかも、幕がない、一種の円形劇場のような舞台で、何度もシーンが入れ替わる。野田の「赤鬼」にも通じる話の転換。スピードで押すわけでなく、気がついたら、これは時間が遡っているんだなと思わせるところ。「赤鬼」よりも、能に近いか。これを映像でやってしまうと、臭くなりそうなのだが、演劇だと効果的なんだな。
粗筋は割愛するが、登場人物の印象が段々と変わっていく。これがいいのだ。一緒に見た相方は、「でも、お父さんだけはズッと悪者で、救いが無い」と言っていた。成る程、お父さんはどっからみても怪獣とか台風のような存在か。
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チラシによると「ハイバイ」とは、「ハイハイからバイバイまで」(=人の一生)という意味らしい。今回の再演「て」は、ハイハイについてはないけど、バイバイまではある舞台。いいステージでした。今週まで掛かっているので、時間のある方は是非。見る価値大です。
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いい芝居を観てしまうと、立て続けに行きたくなるんだよね。次は前田司郎の五反田団「生きてるものはいないのか」(岸田國士戯曲賞受賞作)を観に行く予定。ここは人気劇団だけど、未見なのですな。
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