野村万之介先生を偲ぶ会(報告3)
先日の報告1、報告2に引き続いて、2011/2/22の野村万之介先生を偲ぶ会@ホテルフロラシオン青山のことなどを綴って行きます。
偲ぶ会のロビーと会場内に飾った写真パネルは以下の通り。
1.狂言「墨塗」(2010年 撮影 狂言ござる乃座 43rd:政川慎治)
→報告2でも触れた通りの写真です。
2.狂言「柑子」(2010年 撮影:政川慎治)
→ホテルのエントランス部分に設置。恐らく「こうじ(柑子=好事の掛詞)門の出でず」の部分だと思います。
3.「敦―山月記・名人伝―」(2005年・世田谷パブリックシアター 撮影:宮内勝)
→「敦―山月記・名人伝―」のパンフ裏の写真にも使われている部分。
4.狂言「止動方角」(1994年 第6回万之介狂言の会 撮影:吉越立雄)
→ファンからのメッセージ横に設置。
5.いわき市湯本温泉にて(2004年頃 撮影:矢野達男)(写真下)
6.水戸市城東にて(2003年頃 撮影:矢野達男)(写真下)
→5の写真は万之介先生のお気に入りのもので、遺影に使って欲しいと言っていたくらいでした。実際には、密葬でも偲ぶ会でも別の写真(鏡男のシテ)にしていますが。。。
7.「法螺侍」(1991年 撮影:平山仙之助)(写真下)
→90年代前半に万之介先生を撮り続けていた平山仙之助さんの写真。個展で使用した後、弟子たちに譲ってくれるということになって、2001年の国立能楽堂研修舞台での万酔会終演後に、希望者に引き取られたものです。
見ての通り、このパネルには万之介先生の直筆サインがあります。万之介先生が色紙にサインをするのも珍しいくらいで、この日は万酔会の女性の弟子のたってのお願いに応えて書いてくれたものです。会場入口に設置したので、出席者の皆さんが、珍しい先生の直筆サインに見入っていました。なお、中部地方の某旅館にも先生のサインがあると聞いています。見つけられた方は倖せ者ですね。
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先生のサインといえば、10年程前、名古屋能楽堂の楽屋口で出待ちをしていた青年が、万之介先生をご指名で書いてもらったのを覚えています。当時はまだ萬斎ブームの余韻のあるころだったので、珍しいなぁと思ったのでした。先生も一瞬驚いた様子で、本当に僕でいいのか?と言ったことを言ってました。
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偲ぶ会の報告シリーズはまだ続きます。
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