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2011.02.24

野村万之介先生を偲ぶ会(報告1)

先日ご報告した通り、2011/2/22の野村万之介先生を偲ぶ会@ホテルフロラシオン青山で滞りなく執り行われました。恐らく万作の会の会報では、野村万之介先生を偲ぶ会の模様を後日紙面で報告されると思います。

しかし、出席したくても出来なかった方も大勢いらっしゃると思うので、差し支えない範囲でですが、ボチボチ報告していきます。
皆さんもこの機会にご一緒に先生を偲んでください。

☆ ★ ☆

普段の生活では社交的な万之介先生。でも、能楽界ではちょっと斜に構えていた模様。そんな出席者が読めない状況で、時間もなく出席者にお渡しできるものはないかと考えたのがこの小冊子「家業 狂言」。2001年刊行の「なぜ私はこの仕事を選んだのか」(岩波ジュニア新書)の先生の項を中心に、万作の会のファンの会報「yoiya2」での先生のエッセイを織り交ぜて作ることに。編集した万酔会の先輩は某新聞社で著作権周りの仕事としてて、この辺の権利関係をクリアにして偲ぶ会当日の刊行に間に合わせました。
この小冊子に式次第を挿んで、会当日に出席者にお配りしました。


■ 新書版40ページの小冊子。装丁もシンプルながらもしっかりしています。


■ 巻頭写真は岩田アキラ撮影の「縄綯」の様子。

万之介先生の文章をただ羅列したのではなく、また会報に掲載された全ての先生のエッセイが入っている訳でもありません。良い感じに編集されています。目次はありませんが、章立ては以下の通り。

・略歴
・家業 狂言(出典:「なぜ私はこの仕事を選んだのか」(岩波ジュニア新書)2001)
・猿に始まらず (出典:「yoiya2」2000 Summer)
・父の思い出 (出典:「yoiya2」1999 Spring)
・父の趣味 (出典:「yoiya2」1998 Autumn)
・渡米 (出典:「yoiya2」2000 Winter)
・万之介狂言の会 (出典:「yoiya2」1999 Summer)
・「第14回 万之介狂言の会」前のインタビュー (出典:「yoiya2」2002 Autumn)
・「万之介狂言の会」 公演演目
・学生と (出典:「yoiya2」1999Winter)

狂言師として大曲の披きが遅かった万之介先生が、狂言師になる意識をもった話から始まって、父・6世万蔵の厳しい稽古、父との思い出、人生の転機、自ら主宰した万之介狂言の会、そして40年近くに亘り指導し続けた学生との交流について、等と編集されています。

☆ ★ ☆

お志を頂いた方にも、お分けする予定でいますので、近々にお手許に届くかと思います。

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