絶版
山の神が奈良で巣篭もりしている間に、いろいろと整理中の毎日。この週末は本腰を入れて掃除。小学校の頃から捨てられずにいた本、小説と駄本を中心に一気に整理。ダンボール12箱をイーブックオフに買い取ってもらうことにした。蔵書の1/3くらいか。処分する本とそうでない本の仕分けは難しい。捨てるカテゴリの本でも、絶版になっているという情報、図書館で直ぐに読めない本は手許に置いた。となると、人気作家の本は処分となるんだよね。例えば、僕が中学校入学時の読書感想文の課題の一つ「戸川幸夫動物文学1~3」(新潮文庫)は、見事に絶版になっている。何で?いい話がいっぱい転がっているのに。岩波文庫のファーブル昆虫記も一時期絶版になっていたと聞くし、変な感じなんだよねぇ。
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あわせて、捨てられずにいた芝居や能狂言のチラシや切抜きも処分。すると、1988年の切抜きから、燿子先生(故万之介先生の奥様)のインタビュー記事(1988/11/10 毎日夕刊東京版1面)が出てきた。
「芸の道は違うけど、間のとり方は勉強になります」と最後に先生とのことに触れている記事。懐かしい。我が五狂連(狂言研の連盟)の同期のうち3人が丁度毎日新聞に内定していた頃で、不思議な気分で読んだんだよねぇ。ちなみに、今残っているのは1人だけなのだが。
奇しくも、今日で万之介先生が亡くなって半年も経ってしまったんだな。
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