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2012.01.22

シス・カンパニー版寿歌@新国立劇場(2012/01/21)

震災の後、北村想さんのブログを見てて、2012年はシス・カンパニーとカトケンが寿歌を掛けるんだ。20数年ぶりに寿歌、見たな。見に行きたいなぁと思っていたのだが、すっかり忘れていた。カトケン事務所からのDMを見て思い出し、ネットをウロウロして、シス・カンパニー版がもう始まっていたのに気が付いた。

80年代、芝居にも終末論はよく取り上げられていたなぁ。TMI、チェルノブイリ、イラン革命。それと1999年のノストラダムスのあれ。北村想の寿歌は、そんな終末後のことを旅芸人のゲサク、キョウコ、ヤスオ(キリストの生まれ変わり)が関西弁で掛け合い漫才よろしくシュールな会話と普段着な会話をして芝居にする話。薀蓄程度のキリスト教の話を知っていれば、こんなアレンジをするのかと思うし、下世話な話を下品に見せないで表現するところなど、何時見ても面白い。高校生が結構やってみることが多いようだが、東京乾電池の柄本明が苦戦したように、結構厄介な壁みたいな戯曲なんだろう。

で、1/21(土)マチネのバルコニー席をオケピで拾って、シス・カンパニー版を見てきた。新国立劇場はほぼ満席。堤真一は人気だなぁ。

10代の頃見た加藤健一、熊谷真実、星充版のイメージが、核戦争後のすっかり荒野になってしまった世界。社会はなくなってしまったけど、まだ向こうには何かあるという希望みたいなものがあったが、シス・カンパニー版は、瓦礫の中で蠢く小動物の話にしか思えなかった。軽やかになるのは、リアカーの風鈴だけだ。

役者もこの美術に負けてしまった感じがしたのだが、どうだろうか。

オープニングを想さんが変えたと言うので注目したが、無くてもいい気がした。あってもいいけど、くどいかなぁ。

☆ ★ ☆

次に見る、カトケン版が楽しみだ。

(2012/03/04追記)
上演記録を見るとカトケンの寿歌には熊谷真実のクレジットがなかった。どうも記憶違いなのかな…

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