初めての納本制度
祖父の兄・前田慶次が編輯発行した小冊子「頭八咫烏神社由緒史実」(昭和10年)。先祖が勤めていた奈良榛原の八咫烏神社の由緒を纏めたものだが、昨年の夏に、実家を整理していたら亡くなった伯父から貰ったもの以外に、もう一冊出てきた。
私の小学校の卒業アルバムの中に紛れていたので、父親が貰ったものを私に預けていたようなのだが、全く記憶が無い。手許に2冊あっても無駄と思い、1冊を現八咫烏神社の神職へ寄贈した。残りの1冊は大事に取って置こうと思っていたのだが、「納本制度」というのがあることを知って、国立国会図書館へ寄贈することにした。
「納本制度」とは、図書等の出版物をその国の責任ある公的機関に納入することを発行者等に義務づける制度のことです。わが国では、国立国会図書館法(昭和23年法律第5号)により、国内で発行されたすべての出版物を、国立国会図書館に納入することが義務づけられています。
寄贈した「頭八咫烏神社由緒史実」は昭和10年発行の本なので、当時は納本する義務はなく、国会図書館に照会しても未所蔵であるとの回答だった。私個人の手許で管理するより、国会図書館で半永久に保管してもらった方が、発行した先祖も喜ぶだろう。そう判断して、昨年11月に寄贈を申し出たところ、先月末に寄贈のお礼状が届いた。

■国会図書館からの礼状
そして、漸く今週初めに所蔵本の検索システムに載ってきた。

■書誌はまだ作成中とある。
直に電子化もされるだろうし、東京の本館に行けばまた手に取ることが可能だ。2冊寄贈しなかったので、関西館では閲覧することは出来ない。
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この年になるまで、納本制度というのがあることは全く知らなかった。昨年から万之介先生の追悼文集を作成する集まりを少しだけお手伝いしていて、図書館に寄贈するということがどういうことなのかを初めてしったという次第。この機会に国会図書館で先祖のことを調査したのだが、宇陀榛原の郷土史家の自費出版にいろいろ関わりのある記述を見つけて唸った所だった。
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野村万之介先生の追悼文集は近日上梓される予定です。国会図書館にも納本される予定なので、興味のある方は是非一読してください。


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