手に届く宇宙
日に日に、愚息の手に届く宇宙が広がっていく。
■「おとなの階段上るぅ 君はまだぁ~」(by H2O)
去年の今頃はまだ、山ノ神のお腹の中でポンポンしてんだけどねぇ。着実に階段を登っていくのが分かる。まだ1段しか登れず、自力で降りることは出来ないけれど。
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石田先生のご長男、淡朗君がハリウッドにデビューすると言う話を昨年暮れに耳にしていた。いつごろ日本のメディアで取り上げられるかなと気にしていたら、ネットで発見。
大戦中、日本軍の捕虜になり拷問を受けた元英軍将校エリック・ローマックスさんの自伝的原作「泰緬鉄道 癒される時を求めて」The Railway Man(IMDb 2013)で、重要人物の陸軍通訳・永瀬隆の若き日の役どころのようだ。同サイトでの彼のプロフィール。顔はお母さんに似てるなぁ。昔はお父さんに似ていると思ったけど。
花園神社横の飲み屋Sで、石田先生がまだ生まれたばかりの淡朗君の足をつまみながら
「親はなくても子は育つんだ」
とか豪語されてたのが、4半世紀前のこと。万作の会でも上手い子役として活躍してて(新作狂言の梅ノ木なんかは良かった)、将来は万作一門を背負って立つと思っていたんだが、中学出た後英国へ留学してたんだよね。
父親が中堅の狂言師とは言え、将来狂言師としてビッグネームになるかどうかを10代の時に決断したのだろうか。古典芸能は基本的にスター制度。シテ方などは看板以外は目立つ必要なしと聞くしね。別の分野であれば、しがらみに関係なく実力で評価されるからな。NHKの大河ドラマの主役をよく古典芸能の若者が選ばれるのが、大手芸能プロダクションのしがらみがないという理由が大きいと言うが、全く反対のシチュエーションかもしれない。
狂言界、特に万作の会としては残念だろうが、幼い頃から芸の鍛錬をしているのだからいいハリウッドスターになってくれることを期待する。当然のように着物が良く似合うはずだし、声も身体の構えもしっかりしているのだから。
我が愚息も狂言の稽古をして、こんな道を歩むことは… 分からんな。でもちょっとだけ期待。
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一昨年、山ノ神とDVDで「戦場にかける橋」を見て、永瀬隆の泰緬鉄道関係の本を読んだり、九段の遊就館へ実物の機関車を見に行ったりした。どんな映画になるのかねぇ。期待しよう。
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