軍事教練仕込の昭和一桁生まれはタフ
発売中の文藝春秋 2012年 09月号に、野村万作師の「焼夷弾が奪った面と装束」が載っている。先日、車内でご一緒する機会があったが、その時の原稿の話とはこれだったのか。
万作師の戦争体験の話というと、2005年のNHKで放送した小枠番組「あの日 昭和20年の記憶」を思い出す。2/18と4/13の2回登場した。今回の文芸春秋の記事もそれとダブルことも多いのだが、6世万蔵師が毛筆で和綴じの本に認めていた万作師の出演記録を空襲で失ったというエピソードは初めて見た。空襲でコテンパンに装束等をやられた能楽師は万蔵師しかいないのではと言うのも、初めて知る。
あれだけの出勤番数のある万作一門だが、万作師は子や孫の出演記録を自ら記録されているのだろうか。
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さて、万酔会。今年から万作先生門下の万乃会とご一緒させてもらうことになりました。10/7(日)@渋谷・セルリアンです。5月からお稽古を万作先生につけてもらっていますが、先生のタフさに感嘆するばかり。「昭和ひと桁生まれは軍事教練で鍛えられていて身体の造りが違う」という都市伝説があるけど、ほんとそうなのではないかとおもうのです。
ちなみに今年の私は六地蔵の徒ら者。ふふふ。正式な番組が上がってきたら再度ご案内します。
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