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2012.11.05

十年早い

昨日は、山ノ神は某所へ熊取六人衆の方の講演会、私は愚息を連れて目黒へやるまい会を観に出張った。
外で泣くことは少ないほど大人しいし、昼食後は2時間くらい寝てくれるから、まず大丈夫だろうと思っていたら甘かった。事前に中正後ろの桟敷で怪しくなったらロビーへという話をしていたのだが、開演前から「あーあーあー」の奇声を挙げる始末。何とか寝かせよう、大人しくさせようと思っていたところに、不思議ちゃん系の女の子が寄ってきて愚息に構うもんだからなぁ… 又三郎夫人他の方々にお手数を掛けてしまった。見てもらいたいし、お利口さんなんだけど、声が通るからねぇと、要らぬ気遣いまでも。

十年早かったか。そう言えば、万酔会でも奇声を挙げてどうしようかと思ったと山ノ神がこぼしていたし、ファミリーコンサートでもそうだったかも知れない。バカ親だから、自分の子は大丈夫と勝手に思い込んだんだよね。ダメだね。

3番のうち、牛盗人から貰聟の終盤(女房を連れ戻すあたり)まではロビーのモニターで。漸く寝てくれたと思われたうちの金法師を抱えて2階席に座ると、ギャーと一声を挙げた。愚息の口を押えて慌ててロビーへ逆戻り。拍手で起きてしまっては不味いので、静まってから最後の蝸牛は腰を落として拝見。

☆★☆

今回はノブログで子方の信朗くんの姿もそろそろ見納めというのを見て、観に行く決心をした。当代・又三郎師の「我、狂言たれ―又三郎家の楽屋裏でござる」(風媒社)の口絵の写真に親子版の蝸牛のカラー写真があって、一度見ておきたいなと思ったのだった。

この写真では右手で子方を抱えていたのだが、今回は肩車。肩車より片手で抱える方がいいねぇ。ほのぼのすると言われるけど、囃子物が耳にこびりつく様な演出の方が、蝸牛を観た気がする。毒されているのかねぇ。

牛盗人は初見。野口君が欄干越えをしていて、40過ぎでも体が軽いと驚いたところ。彼のブログを観ると、難しくはないが、他人の失敗例を見たことがあって緊張したということが書かれてますね。曲自体は遠い曲だけの理由を感じます。

貰聟は、酔狂具合があっさりしている気がしたが、モニター越しからだったので本当のところはどうだったのだろう。

☆ ★ ☆


■初めて父子二人で外食。ここから戦争が始まった…

世の中の子育てママさんは大変なんだよ。分かったか!の声が飛んできそうだが、ママさん方には必殺オッパイがあるからねぇ。武器なしの男親より数段有利でしょう。

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