いろんなところを見ている
勘三郎急逝。TVなし生活なので、通勤電車内でニュースサイトで知る。
57。早すぎる。私と一回り違うのか。
しょっちゅう見ていたわけではないし、平成中村座も一回も行ってないのだが、器用に、エネルギッシュに舞台を駆け回り、しかも古典に裏打ちされた確かさを持った役者さんだったんだよね。
奇しくも、最近関容子の「舞台の神に愛される男たち」を読んだばかり。あとがきにも勘三郎さんの縁が何とかと書かれているように、彼につながる役者さんたちが続々と登場する。彼自身はゲストとして登場しないのだが、勘三郎人脈というか端々に出てくる。自由劇場時代の柄本と笹野の二人芝居に勘三郎が真底笑ったという話や、白井晃の奥さんとなる女優がお気に入りだった話とか。
勘三郎の鋭いところで覚えている一説がある。笹野の項で、笹野の末子と子役で共演した勘三郎が子役を誉める。誉める場所は演技のところもあるが、子供が遊びに飛び出す前にお母さんの靴をちょんと揃えて駆け出していくのを誉めるんだよね。いいな。ちゃんと見てるな、と思った。勘三郎も「今時、お母さんの靴を直していく子供はいないよ」と言う。
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この本、月刊浄土で連載している「会いたい人」をまとめたもの。今月は勘三郎と同じ事務所の串田和美氏の第1回。勘三郎については、器用だけども、それをコンプレックスに思っているすごい人という感じなことを言っている。
坂東三津五郎の1回目に、勘三郎の子供の頃の写真もある。りこんそうだったねぇ。
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勘三郎は唯一私が知っている亡父が好きだった役者。TVで彼が出ている番組は録画をして良く見ていた。NHKの大当り勘九郎劇場はお気に入りだった。ああ、57は早いよねぇ…
昔読んだ本で当時の勘九郎が、古典鑑賞会のことを千人見せて、百人の味方を作るんじゃなく、九百人の敵を作っているんじゃないかということを言ってたなぁ。。。

■愚息の大見得。目が大きくて舞台映えすると思うが…


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