ポン酢をかければ何でもうまし
和風の味覚大好きの愚息。婆さんの加薬ご飯は大好物でムシャムシャ食べ、酢の物の胡瓜モミもゴクゴクと三倍酢を飲み干す。

■アナゴの天麩羅も、鰻のかば焼きも大好物。
反対に洋風のは触手が伸びない。
先日も山ノ神の手作りピザ(マルゲリータ)を一口しただけで皿に戻すし、コンソメ味のポトフもアンマリ喜ばない。ホウトウはバクバク食べるのに。
本当に嫌になっちゃう。誰かさん(拙者)に似てると言いながら山ノ神はため息をつく。
そんな時は、「サイバラの悪知恵」。必殺ポン酢掛けなのだそうだ。
「スタイルも顔もいいのですが、妻の飯がマズイんです。はっきり言うべきでしょうか」とボヤク男へのサイバラの回答。
「焼いてポン酢をかければ何でもうまし。」
(西原理恵子・著「生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント」)
これくらい前向きにならんとな。私は「まあじゃんほうろうき」からのサイバラファンなのだが、山ノ神はサイバラの下手な絵が苦手。面白いよと勧めてもあんまり読まないが、この「生きる悪知恵」と「この世でいちばん大事な「カネ」の話」は共感してた。
(ヤマザキマリも漫画よりエッセイの方が才能あるなとも、サイバラと似たようなことを言っていたけど)
☆ ★ ☆
そんな訳で、和風にしてしまえば何でも喰う愚息。
味だけでなく、喰い方のこだわりも拙者に似ている。山ノ神は「蜆は出汁だ」と言って身をあまり食べたがらないが、愚息はしっかりと喰う。浅蜊も貝柱が殻に着いて残っていると、箸が使えないので取ってくれと再三私に突き出してくる。
普通は食の嗜好は母親に似るというのだが… 行く末が本当に楽しみだ。
■好物の浅蜊の味噌汁を啜る愚息。


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