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2013.03.04

2013万酔会始動(追記あり)

今年(2013)も万酔会は万作先生のご指導の下、秋の万乃会の発表会にご一緒させて頂くことになり、先日からそれに向けて動き始めました。
場所は昨年と同じく渋谷のセルリアン能楽堂で、11月10日(日)

万乃会の番組は詳しくは知らないのですが、万酔会の面々の番組は以下の通り。

萩大名(竜楽さん他)
隠狸
田植
呼声--------->これの次郎冠者で頑張ります。

萩大名は兎も角、隠狸、田植は渋いですねぇ。この2曲は万作先生の好きそうな曲。私は田植の謡の稽古を半年間も続けることに自信がなかったのですが、お稽古の様子を拝見するだけで幸せ者です。

私の稽古する呼声。東次郎家と千五郎家のを学生時代に見た覚えがありますが、和泉流では番外曲だと永年思っていました。最近では萬斎師らが頻繁に掛けているようですね。にほんごであそぼでも謡を放映しているのかな。

万作先生も昨年の夏に国立で袴狂言をやられていたのですが、先日の稽古で戦後この曲を万作先生が復曲(と言うのが正しいのか分かりません)されたと初めて知りました。元々和泉流では二人物だったとのこと。これもてっきり大蔵流のを移植して番外にしたのと思い込んでいたので、驚きました。ハワイ大学で狂言を外人さんに教えているときに、三人物にしてこの曲を使ったそうです。

☆ ★ ☆

賑やかな曲で最後の舞台を3人で回るところの型と節回しは記憶に残っています。が、途中の平家節や小歌節、踊り節は全く記憶に残っていない。稽古で教わりましたが、難問。万作先生も「一度聞いただけじゃ、出来ないでしょ」とまで。狂言の小謡で難しいのが、イロ。それの連続みたいなもの。景清の謡の稽古ばかりした三人片輪の時を髣髴とさせる、試練の曲かもしれない。適当にちょろっと流すには、この呼声という曲は短すぎる。先は長いから、亡き万之介先生に恥を掻かせないように取り組まなくては。

☆ ★ ☆


狂言風のリアクションって、子供は喜ぶんだよね。叩かれた時の反応を狂言「口真似」の打擲されるの型で受けたら大喜び。飽きるまで何度もやらせれた… これも親子狂言への避けては通れない道(な訳はない)。

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