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2014.07.24

内部からの真っ当な意見

先週発表された早稲田の調査委の会見は何だったんだ。
学部は違えどもOBとして、このがっかり感は拭いきれるものはない。
全国の稲門会(私は入っていませんけど)は、当局にクレームを言ってないのかねぇ。

と、憤っていたら、内部の人間(岩崎教授他 早稲田大学 先進理工学研究科有志教員)が、所見を公表した。

調査報告書に対する所見

1. Tissue Engineering誌論文におけるデータの改竄疑惑への言及が存在しない点
2. 公表されてきた学位論文を草稿とみなし,「真の学位論文」なるものが存在し,それをもとに学位取得の妥当性を議論していることに関する疑義
3. 大量の無断引用部分について大量の許諾を得ない転載部分について
4. 実験ノートの確認方法に関しての記載,および科学的正確性に関する評価が不十分である点
5. 審査体制の不備に関する指摘について
6. 調査委員会のメンバーの氏名が開示されていない点

全うなことを述べていて、安心した。

6の「調査委員会のメンバーの氏名が開示されていない点」については、霞が関か官邸の意向が匂ってクラクラする。官房長時代だったか、AはNHKに覚えとけというような脅しをした輩だからな…

調査委の委員長は安倍政権と親和性のある小林英明弁護士(NHKの経営委員もやっていた)。今の学長も教育再生委員会のメンバーだということもあって、文科省にお伺いをしての会見・公表なんだと思う。「学位を剥奪しない」という結果を恐らく安倍政権側が要求したのではないかと勘繰れる。

理研の小保方氏参加の再実験にしても、首をかしげる対応だったが、恐らく理研の方もそういう政治的な圧力か理研側の自主的な配慮があったんじゃないだろうか。

☆ ★ ☆

在学時、大学「当局」に対しては、現役学生のみんなは何も期待していなかった(半分馬鹿にしていた)ということを思えば、そんなものかというところになるのだろう。

それにしても、博士論文で「剽窃」を認めながら「学位を剥奪しない」とは何なんだ?


※(2014/07/26 修正 調査報告書に対する所見の項番3の文言修正に追従)

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