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2016.03.15

子どもと共演は親次第

「お父さん次第」だね。

先日の万作先生の文化功労者顕彰お祝い会@櫻茶ヤで、万酔会の先輩に先生が仰ったそうだ。先輩もお子さんが10歳の時に痺を稽古していて、T君といい私といい、万酔会には親子で演る伝統があるんですね(と言うようなこと)も仰られたそうだ。私もその後に先生へ挨拶に伺った際にも、「お父さんがちゃんと稽古を付けてあげてください」と言われてしまった。

実は変な癖が付かないようにと、何の情報も与えずに月初の初の師範稽古に臨んだ。万酔会メンバーでは2番目の稽古順。昨年までに何度か稽古場に連れてきているので、倅もお稽古の雰囲気は知っているはず。普段通りの元気な声で受け答えをしてくれたら良かったのだが、なかなかどうして。緊張気味。

途中、自分が台詞を言う段になって「暑い」と言って、ベストを脱ぎだす始末。

先生も最初は台詞を大人と同じようなセンテンスでお稽古を着けていただいていたのだが、初めて聞く言葉には戸惑って鸚鵡返しが出来ない。字が読めなくて、台本がないのと同じ状況の倅には、知らない単語はハードルが高かった。そりゃそうだよな。「ギョイ、ナサルル、トオリ」「コト、チョウジタギデ、ゴザル」とか「サクビョウヲ、オコシテ」なんか、音だけじゃ何が何だか分からんもんな。字が読めても分からんやろう。

先生も、「ギョイ」「ナサルル」といった感じに、ぶつ切りにして教えておられた。

それでも、初めは声が小さく、横で聞いててもヤキモキ。普段は大きな声なんだがなぁ。

それ以外の「はぁ~」「お前に」なんかは、今までの狂言を見聞きしている中で触れている言葉だから、すっと大きな声が出ていた。

終いには、先生も対面じゃなくて、倅の横に付いて、座り方や向きなどを手取り足取り。人間国宝に恐れ多い…

☆ ★ ☆

倅の長い独白部分を私にもお稽古していただいて一回目のお稽古は終了。子方の声の出し方が違う(=教え方も違う)ということを初めて知ったのだった。全く同じようにお稽古させているのかと思っていたのだが、子方は歌うように台詞を言うのだ。母音の留もキツクしないようだ。先生も「子方の台詞は教える方が大変」とまで仰っていた。

いずれにしても、自分の時以上に本腰を入れて自主稽古に励むしかない。身が引き締まる思いで、次回の2度目の稽古に臨むことになるのだから。

休みの日は、座敷に座ってお稽古。こうやって写真を見ると、倅の座った姿勢は猫背だぞ。注意せねば。

平日は朝の保育園の登園の時に、台詞を言いながら歩く。10分ちょっとなので、丁度いい。夜、一緒にお風呂に入ることがあれば、そこでも台詞稽古。これで何とか主とのやり取りは何とか覚えたようだ。独白部分は、頭を付ければ台詞が続くから、もう一息。

次の師範稽古までに、ちゃんと出来るかなぁ。

後は、台詞の抑揚。倅が大きく台詞を渡してくれると、お父さんも大きく受けられるんだよと、どこで張るのかどうかを指導。

お父さん(私)の台詞の弱点は、関西弁同様「下げが足りない」ところ。それを意識しながら、踏ん張る毎日ですな。

☆ ★ ☆

お祝いの会で、先輩方から「ちゃんと大きい声出てたよ」と慰めの言葉を頂いたが、合わせて倅の初稽古の感想を求められた。そう言えば聞いてなかったな。帰宅して聞いてみると「立たなかったから、詰まらなかった」と申すではないか。あひゃひゃ。

☆ ★ ☆

稽古の録音、何度聞いても面白い。流石にここで公開できないけど。

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