虫とり親子
我が家にカブトムシが来て4週間。遂に今朝、倅が夢の中で「クワガタがうちに来た夢を見た」と叫んで起きるようになった。
あひゃ~。カブトムシばかりで、2週前程から、朝4時過ぎや日没後9時頃、倅とクワガタのみ近所の森を探していたのだ。
カブトムシはもう6尾も7尾もいるので、写真のみ撮影。
■一昨日、オス一匹昇天。今日現在、6匹のオールスター。
同じように子連れで虫取りに来ている親子を見つけると、「あそのこの樹にいますよ」と教えてあげるくらい。
それにしても、カブクワ虫取り隊は多い。夜は鈴なり、朝は4時頃は居ないけど、5時半だったら必ず見掛ける。大抵はお父さんと幼稚園児くらいの親子。たまに大学生の二人組。娘さんと一緒の親子は1組だけだったかな。
■近所の雑木林の公園。20時前でこんなに集合しておった。
■倅は、その虫取り隊のお兄ちゃんに、カブトムシのメスを貰ってしまったらしい。
先日も夜、近所の雑木林の公園に見に行ってたら、倅が虫取り隊の兄ちゃんにカブトムシのメスを貰っちゃったみたい。わしが他の樹をチェックしている間に… こういう時、耳が片方聞こえないと厳しいな。もううちのケースは♂4メス2と6尾もいるので、人口密度高いから要らなかったのに… 倅は欲しいと言って手を出したようだ。
クワガタ欲しいんだけど、オークションで落とそうかと山ノ神に零したら、怒涛の拒否をアピールされてしまった。だってさぁ、20時頃に、秩父や飯能の山奥まで採集に行くのはつらいんだよ。土地勘ないし。下見して探すとなったら、時間と労力が… 思わず、ポチしたくなるんだな。小平や東大和の同じ北多摩だったらいいんじゃない???
ダメかぁ。
今、ノコギリクワガタ、ミヤマクワガタ、コクワガタと図鑑見ながらいろいろ呟いていて、虫博士になるチャンスなんだけどな。
奈良に帰省したら、クヌギやコナラの林、田圃の横に生えている台場クヌギや柳に連れて行ってもらって、クワガタを見つけてくるといいんだけどね。
☆ ★ ☆
その台場クヌギ。「カブトムシ 山に帰る」(山口進 著・汐文社)で初めて知った。台場クヌギがどうしてあるのか、樹液が出る仕組みとか。都会のカブトムシは、農業の副産物なんだねぇ。近所の造園店で大量発生する訳だ。
あと、忘れてはならないのが、本郷儀人。昨年読んだ「カブトムシとクワガタの最新科学」 (メディアファクトリー新書)。今年は「カブトムシvs.クワガタムシ 強いのはどっちだ! 森のファイターたちは、どうやって生まれたのか (世の中への扉) 」(講談社)や「かぶとむしのたたかいのおきて」(福音館書店)。よく調べているなぁ。山ノ神がカブトムシたちが戦う音「キュインキュイン」が耳から離れなかったようだ。
子供の時は毎夏30尾、40尾捕まえて飼っていた私だが、改めて飼育してみると初めて知ることが多い。20時にゴソゴソ出てきて、朝には一匹残らず土に中へ。喰っちゃ寝て、明るい家族計画をして… 必死こいてなしているオスの姿を見ると、これは子供じゃ分らんよなぁと思った。先の本郷儀人が苟も書いていたが、子供より熱中する父親というのがここにいるんだな。
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