女にとってカブトもゴキも同じさ、って…
先月末の夕方、山ノ神から連絡(LINE)。
山「遂に…」
儂「どういうこと?」
山「カブトムシデビューが…」
儂「何で?もらったん?」
保育園の友達T君のママ友が「どうぞ」と言って分けてくれたのだそうだ。
山ノ神本人は「こんなの貰ったら…」と内心思って生返事しているうちに、倅が喜んで受け取ってしまったらしい。
T君の父がブリーディングもしているそうで、数十匹も飼っているようだ。
それに近所のH森にも採集に出掛けいるとか。ええぇ、あの森にまだ居るのか!あそこは40年前、虫キチの私が主戦場としていた森だ。今の森は市の管轄となって明るい公園になっているけど、当時はもっと鬱蒼としていて子供の時に首つりが5件くらいあったくらいだった。
4歳のチビに昆虫採集・飼育はまだ早いと思っていたけど、今年から取りに行くかなと決意した。
それを見透かしたように、山ノ神がT君の母に「夫が大喜びするわ」と言ったらしい。「案の定や!」と儂の前で言いよった…
上の写真を見るとオスだけだったので「メスは?」と聞いたら、貰ってないとのこと。そうか。ほな、H森に捕まえに行かんとならんな。
その意を強く持った。
山ノ神は「つがいがええの?」とボンヤリした反応だったが、後日T君の母と会ったらT君の父も「何でメスもあげなかったん?」と言われたそうだ。男ならそう思うよな。カブトムシはツガイにしてこそや。
☆ ★ ☆
その週末、朝4時に起きてH森へ。まずは状況の偵察で、倅は布団に寝かしておいた。40年前と勝手が違って、樹液の出ている樹を見つけるのに全部嘗め回割る。と思っていたら、樹液の樹を見つける前にオス一匹を発見。偵察のつもりで、籠も持たず手ブラで突撃していたので、慌てて小枝に捕まえたオスを掴らせて帰宅。倅に見せて、「カブトムシ捕まえたぞ。今から一緒に行こう!」と叩き起こした。
虫よけスプレー懸けて、再出陣。どこからともなく樹液の匂いが漂ってきた。何者かの羽音も聞こえる。
居た!わんさかいる。とりあえず、飼育ケースのことも考えてオスメス二匹を捕獲。
本当は倅に取らせたかったが、デカいスズメバチが二匹もいたので、近寄らせずに儂が捕まえた。近寄らせずと言うより、倅本人が「ハチ、こわいよー」と泣いてたけどな。
■右手の樹液の様子。黄色い○枠が、スズメバチ。もっとデカいのもいた。捕まえたのは、赤枠の2匹。
☆ ★ ☆
夕方も捕まえに行く。今度は倅が取れそうな場所でオス発見。
その翌日は何クワガタのメスか分らなかったが、ちょっと高い位置の幹で発見。こいつを倅に取らそうとしたら、逃げられてしまった。残念。
■日の出の後(上)と夜中(下)。この行動パターンを見ると妖怪みたいな奴らだ。
結局、今はオス4尾、メス2尾。もう30*20*24の飼育ケースじゃ狭すぎて飼えないな。
■もうカブトムシは写真を撮るだけにしている。
40年前とついつい比較してしまうのだが、今はカブトムシの餌に西瓜はやらないのね。下痢するからお勧めじゃないのか。プラモデルのキットをやっているみたいなので、昆虫ゼリーや飼育セットを使いたくなかったんだが、コバエも嫌だし、時間もないので、スーパーで飼育セットを揃えてしまった。忸怩たる思いじゃ。
先日、法事で弟に会うと、何と弟一家は横浜球場でカブトムシの幼虫を手に入れて(メダカとか横浜の生き物を頒布しているらしい)、成虫まで飼ってたんだそうだ。うまく大きくならずに、コガネムシみたいな大きさにしかならなかったそうだ。
☆ ★ ☆
あとはクワガタだな。クワガタが某神社そばで多く見かけると言うので、今週末は出陣だ。
倅も朝起きて虫取りに出かけたいと思うようになってきた感じだ。今朝も4時半に起きて、「カブトムシ取りに行く!」と喚いていた。倅とクワガタ取りに行く夢まで見てしまった。今までで倅が夢に出たことがなかったのに!
まぁ、昨年は虫に恐々触っていたんだから(虫サマサマ、ムッ、シムシ)、成長したな。
☆ ★ ☆
一方の山ノ神。「女性にとっては、カブトムシもゴキブリも基本同じ」と言われるが、こうやって身近にカブトムシと生活すると、親近感が湧いてきたようだ。日中6尾全員揃っているの見たことないけど、夜中トイレに起きてみるとガサガサという音を聞いて、「成程、カブトムシは夜行性なんだ」と納得したという。カブトムシは食欲と性欲が旺盛なんで、きっと8月末には幼虫が一杯出てくると思うんだけど、どうすっかな。
Comments
カブトムシ、一杯取れて良かったですね!
幼虫を大きくするのは難しいですけど、楽しみですよねー。
クワガタも捕れますように。
Posted by: Felice | 2016.07.16 07:41