和泉の堺と仰せらるれば(万乃会まで後5日)
倅の初舞台@万乃会まで「あと5日」。
先週末に最後の師範稽古も終わってしまった。後は、毎朝の稽古でどれだけ自然な型を維持できるかなのだが…
さて、倅の初役は「痺」の太郎冠者。主人に「和泉の堺」へ御遣いを頼まれる話だ。
堺は我が家にとって縁がある場所だった。江戸末期、高祖父が医業と神官を修業し、高祖母を娶った地なのだ。
知人の個展を拝みに行くついでに、先祖縁の「堺天神(菅原神社)」と「薬祖神社」へ父子二人でお参りにいくことにした。
折角なので、プラチナチケットの寝台特急サンライズ出雲・瀬戸号の席獲得にチャレンジ。噂通り1週間前にキャンセルが数席出て、何とシングルツインが買えた。
夜行で行けると知ったチビの興奮する様。凄かった。毎日念仏のように、あと何回寝たらサンライズ!だよ。
■電光掲示板に目指す列車の名前が!
↓東京駅9番ホームに21:40頃入線。このはしゃぎ様。ちゃんと黄色い線の内側をキープしているものの、後から考えるとコケタら怖いな。(※2016/09/23 動画差替)
■入線し終わって、ちょっと落ち着いた倅。
■シングルツインの1階部分。結構きれい。
■シャワー室。24時前に並ぶ列が途絶えてやっと浴びれた。
■実はその前、漸く寝てくれたのだった。それを叩き起こしたのだ。
■乗車早々、売切れる前に買ったシャワーカード320円
■最終目的地は和泉の堺なので、5時25分の近畿初停車駅の姫路で降りなければならない。4時半に、これまた叩き起こした。尼崎あたりの朝焼け。
買えればどんな席でもと思ったが、今から思えばシングルソロだと狭すぎて、チビと添い寝はしんどかっただろうな。シングルツインで良かった!
☆ ★ ☆
姫路から一目散に天王寺へ。チンチン電車に乗って、堺へGO!
■以前乗った阪堺線はこんなにきれいじゃなかったな…
■堺天神は大小路駅が最寄。駅にも天神さんと神農さんの看板が出てる。
■行き過ぎて、裏門から入った。この奥が、薬祖神社。
■表門の菅原神社。意外と小さい。
今回寄った大小路の堺天神。周りは薬種問屋が結構あったそうだ。大阪で言う道修町みたいなものか。
「痺」で御遣いに行かされるところも、この大小路辺りだったのかもしれないね。
今度はふとん太鼓見に、来なあかんなぁ。
☆ ★ ☆
ちなみに、堺と狂言と言えば、釣狐の由緒になる「少林寺」が、この大小路から南に2駅先にある。万作先生も「小さいお寺なんだよねぇ」と嘗て参拝したことがあると仰っていた。そこには今回は時間がなくお参りできなかった。また次の機会だな。
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