初鎌!
10月10日。亡き私の精一爺さんの誕生日だが、初めて鎌を持って稲刈りをしてきた。初鎌だ!
倅も初鎌。山の神も初鎌。
野山北・六道山公園の里山では、春先の田起しから稲刈りまで1年を通してのボランティアの稲作活動がある。毎年正月に田圃作業だけのプログラム、じっくり田んぼコースというのが東京都で数家族の募集が掛かっていたらしいのだが、まったく気が付かず。またGW頃の田植えも知らず、たまたまアスレチックに遊びに行ったときに、。田圃の草取り作業があるよという掲示板を見て知ったのが始まり。その時の様子はこれ田圃へGO!。
次の一般参加のイベント「案山子づくり」はパスして、この一大人気イベントの「稲刈り」に参戦。何とか抽選を潜り抜けて参加できた。
※2枚目の写真、右手のチビが見えるが、これはうちら一家だな。最後の集合写真ではチビが横向いてる。
山ノ神は昨年生活クラブの田植え・稲刈りに参加するつもりだったんだけど、用事が出来てキャンセルしたんだよねぇ。確か生活クラブは那須だったな。那須より野山北・六道山の方がずっといいよねぇ。いろんな意味で。
■ハイソックス2枚履きで、準備万端の朝。
当初の予定は10/9だったのだが、雨で順延。案内状には「長袖長ズボン」でと書いてあったし、草で傷つくかなと思っていたのだが、田圃の様子を見ると、水が凄く残っていて、こりゃ半ズボンで仕方ないと判断。何で、こんなに水残してんだよ… 稲刈りのイメージが違うなぁ。
■田圃の向こう、里山民家の手前に見えるのが稲架(はざ)。秋の季語です。
ここの稲作はボランティア以外に、近くの学校の生徒も農作業をされるそうです。
さて、10時頃から稲刈り開始。先逹の言葉を聞いて頑張ります。
■文字通りの初鎌。この田圃は確か「日本晴れ」。
■この稲架は数日前に掛けたものだと思う。稲にはイナゴやカマキリが隠れているよ。
流石、無農薬。赤とんぼ、オニヤンマがブンブン飛んでる中、バッサバッサと稲刈りします。
イナゴ、オケラ、オケラの子、カマキリがあちこちから出てきました。
こんなにオケラを見たのは初めて。普段の生活でオケラを見たのは40年振りだ。幸い、ヤマカガシとは出会わなかった。パークレンジャーさんが子どものヤマカガシを捕まえていたけど。
■前日、前々日の雨で、ぬかるみの田圃の中で刈ってみる。
このぬかるみが、巨体・体重のあるこの身にはキツイ。油断すると泥が一杯撥ねる。
当然、山ノ神の背中に、一杯撥ねさせましたよ…
■弁当休憩。このお握りは、昨年この田圃で収穫したお米。
☆ ★ ☆
動画ではこんな感じ。親指を下にして稲を持つと、切り落とす可能性があるんだってね。
お昼休憩後、チビはもうダウン。「帰りたい」「眠い」を連発。何でやねん。
あ~あ。小学3年生の時に、山村留学させようと企んでいる我が家なのだが、もう黄信号。いや、赤信号か。どこの自治体も、子供本人が希望しないと山村留学を受け入れてくれないのだよ…
それでも何とかパークレンジャーさんの生き物探検イベントにチビを任せて、午後も一仕事。あとで聞くと、ちゃんとお話を聞いてきたし、絵も描いたんだとか。
「オケラは夜空を飛ぶ」とか「トンボの翅の掴み方」とか。得意げに話していた。
■イナゴ!
■午後も頑張ります。
■夏の間頑張った案山子たち
■田圃のいきものたちで、倅が描いたのはイナゴ。
■何を描いたのか、発表する倅。「何描いたっけ??」「私がイナゴ描いたんだろ!」と助け舟。
☆ ★ ☆
昨年の万乃会で演った「狐塚」。まさに、この田圃の畝を歩いたり、鎌を持ってうろうろしたりの話。チビも狂言の台詞で「こっちじゃこっちじゃ」を連呼しながら歩いていたな。
脱穀もしてみたいし、来年はやっぱり一から稲作をやってみたいと思ったね。
ボランティアに登録するか、じっくり田んぼコースに応募するか。どっちかな。一緒にやった先達さんは、ボランティアに登録して一緒にやろうよと言ってくれた。やるかなぁ。
このイベントはいろんな家族が参加しているんだけど、傍で見ていると面白いね。うちはのんびりだけど、軍隊調のご家庭もありましたな。
☆ ★ ☆
■ほんとうはこの足で武蔵村山の「かたくりの湯」に行きたかったんだけど、坊主轟沈。
先週の里山民家秋祭り&15周年記念祭には行けなかったけど、12月の収穫祭には行きたいな。
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