柿山伏は楽しいな!(2020万乃会、無事終演)
台風来襲と騒がれたこの日曜日、無事第33回万乃会(万酔会)も終演しました。
われら父子の柿山伏も予定通り始まって、大過なく勤めることが出来ました。ありがとうございます。
今年は、新型コロナのため、例年のように沢山のご案内が出来ず、心苦しい限りです。
内部規定で見所は半数まで、演者からの招待状必携となり、演者一人当たり10人までというもの。泣く泣く案内状の送付先を選別する羽目となりました。いつもお越しになられている方には、不義理をしまして申し訳ありませんでした。
◆出番前の楽屋にて。チビの緊張感のなさ、なんちゅうこっちゃ! 本番に強ければいいが…
◆見事な飛びっぷり!
山の神目線の動画でよろしければ、アップしましたのでご笑覧ください。
☆ ★ ☆
思い起こせば、5年前に痺を父子でやって、もう今回で5回目の演目。手を振るとん馬なチビが、立派に子山伏をやる日が来るとは感慨深いです。
前に述べましたが、普段からの声の使い方を直させて、腹から声を出せるようになるか?とか、運足も良くなるか?とか、いろいろ考えて柿山伏に取り組みました。終わってみれば、大分上達したのではないかなぁ。
普段の稽古で謡をする機会も少ないので、山伏の次第や、祈りのところなどは、毎晩とは行かないまでも風呂で練習させましたからね。
幕に入って、万作先生からチビは兜巾をポンポン叩かれて、良くやったと褒められてたしな。 ミスもあったけど、良くやった、良くやった。
もう一度、満員の見所でやりたいね!
☆ ★ ☆
以下、写真にて回想。
◆慕っている2つ上の松原君が居て、大張り切りで事前確認。
◆一応、神妙に着付けられてる。
◆萬斎先生に、お父さんそっくりだと言われて...
◆さあ、本番!刀を使いたかったんだってさ。
◆これから次第。運足もまぁ何とかだな。キングジョーみたいな重さがあったかな?
◆今、目の前を、飛ぶ、鳥も、祈り落とす程の業力じゃ。まだまだ弱いんだけどな...
◆刀で落とそうとするところ
◆礫(つぶて)を打つところ
◆旨そうに柿を食ってる?
◆畑主が足跡発見!
◆渋柿食って、吐くんじゃ
◆大きいのを食って、口直し
◆犬の吠える真似、ビョウビョウビョウ
◆猿の鳴く真似。サルがクルはずというのは、駄洒落なんだね。チビに言われて初めて気が付いた。
◆羽を伸して啼く鳶
◆飛ぼうぞよ、飛びそうなと囃す囃す
◆さぁ、飛ぶぞ!葛桶の蓋、蹴飛ばすな!!!
◆落ちた落ちた
◆逆切れ中
◆さらに、逆切れ中(チビの素の通りだな)
◆まだ、産毛の生えぬものを...
◆悔むな、男!苔嶺の雲を凌ぎ~
◆このツルの肩衣は、亡くなった良乍さんのデザインです。
◆ぼおろん、ぼおろん
◆これはいかなこと
◆ああ、悲しや(天頂部、知らぬ間に悲しくなってる!!!!!)
◆五十肩が痛い
◆貴い山伏はこのような者じゃ
◆己、誠じゃと思いおるか?
◆許してくれい
◆やるまいぞやるまいぞ
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