2024年の万乃会無事終了
この日曜日、無事第37回万乃会(万酔会)も終演しました。
われら父子の文蔵、前日の万作先生の補講1時間半の甲斐あってか、何とか形になったでしょうか。
遠くからご来場された方、十年ぶり、二十年ぶりにお顔を配した方もいて、感激しています。
ありがとうございました。
◆太った倅、よく20分辛抱した。
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万作先生のお言葉を伺っている関係者談によると、
・1週前に文蔵はシテ(私)だけは稽古をつける、倅はいい。都合がつくか連絡せよと。
本番では何とか形にはするだろうが、補講をすることに。
・本番後、補講をして良かったかな、とも。
本番で痛かったのは、与一が俣野を跳ね返した場面で、俣野を取って抑える前に、兜をかなぐり捨ててしまい、慌てて取って押さえる型を突っ込んだら、乱れ髪を掴んでの言葉が一瞬出なかったところ。
同じセリフを二度言わないように考えたら、詰まってしまい、万作先生につけてもらってしまった。
あれ、倅もつけてもらってなかったか??
それはともかく、終わりました。
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◆出番前の楽屋にて
◆出番前の楽屋にて、その2。肩衣は亀でしたね。
今回は、通しの動画がまだ入手できないので、片割れ月~佐奈田なるこそ知られける の語の一部を
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今回、「文蔵」を希望したのは、倅と親子共演ばかりだったので、私がシテで、万作先生にこそ習った方がいい曲にしようと考えたのです。万作先生は、私が狂言の稽古に対して、毎年子供の相手ばかりで、向上心がないと思われていたらいやだなぁと思っていたのもあります。
それと、倅に、狂言の語が、狂言のセリフと違うことを、一緒に稽古をすることで、サブリミナルな効果があればという思いもありました。
効果、あったかなぁ。
倅に、狂言の語の稽古を一緒に受けさせられたのは、よかったと思っています。本人は何年後に気が付くかわかりませんが…
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飲み会の場で、文蔵の語は那須より難しいんでは?と言われました。
那須は若さ、勢いで出来ると。
そうかも知れない。
それから、「二千石」をやってから「文蔵」がセオリーとか。
知らなかった!
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来年は、2025/9/15(祝・月)@渋谷・セルリアンタワー能楽堂です。
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