六月尽
インスタでは何とか反社神経だけでupできているが、こっちはまともに書く時間が無かった…
今日12月8日は真珠湾攻撃75年め。先月末、加藤陽子の「戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗」(朝日出版社)を読んで、遣唐使の見方に始まって、リットン調査団の評価など、教科書を素通りしてきたことが多いことに愕然とした。歴史については、普通の人よりも詳しく薀蓄を貯め込んでいる私でさえ、こんなに穴だらけなんだから、普通の市民や国民をやなんだろうな。
文中で昭和天皇とゾルゲ事件の尾崎秀実がいみじくも「国民に対して同じ趣旨の諦め(負けないと国民は理解しないだろうということ)」を語っているのが印象に残る。
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我が家でも「この世界の片隅に」(こうの史代)の上中下3巻をちゃんと新刊で買い(3刷だった)、先週の日曜日、大泉のT・ジョイで掛かることになったので親子3人で見てきた。映画を見る前に、原作は読んで行かなかったけど。
13時半の回で残席数10位しか無かったかな。お年寄りも多かった。
■記念の絵葉書。人さらいのシーンだな。
中々よく調べてて、凄い映画だった(山ノ神は原作のリアルさに驚嘆しておった)。アンナンなってしまうんだ…実写じゃないから、リアルなのもあるのかも知れないな。背景を知っているから、こんなことまで触れているのかと驚くのだが、もしそんなものがない人だったら、どこまで分るのかな。外国人なら特に。と思いつつも、何かのきっかけになって、この太平洋戦争のことを知ってもらえればいいのかもしれないな。
狂言でも前知識なしで見て欲しいと考えていたんだからな。
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5歳児のチビはシン・ゴジラに続いて映画館2回目。今回も何とか持った。と思っていたが、隣に座った山ノ神には「いつ終わるの?」と昭和19年辺りから聞いていたんだそうだ。 私は後ろの席だったので、そこまで気が付かなかった。
■帰宅後、毎晩この漫画を眺めている倅。まだ字は読めないんだけどさ。
私もぽつぽつと原作を読んでます。お奨めです。
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ツイッターで「この世界の片隅に」の映画についてのTLを栞RT(後でtwilogで検索できるように)してたら、大量のリツイートで爆死。RT元からも苦言を貰ってしまった。今後はRTする時は、公式RTと@抜きで栞RTすることにした。
8月後半からずっと仕事と子守で首が締まっていたのだが、今夜は山の神とチビがママ友の会で解放された。仕事も息つけるわけではないが、中目黒のウッディーシアターへ満劇(満員劇場御礼座)を見に出かけた。大阪Dの社員が中心となったサラリーマン劇団。と言うとあれだが、中心人物は確かそとばこまち出身者だったかな…
2011年の暮れに天神橋でファンタジー公演を見て以来だな。
「なけなしの話」2016年満劇ぶらり東京公演
今回は5話構成。1話、2話は、5年振りに拝見する出演者が老けてしまったなと、衝撃を受けてしまったせいもあるのか、重苦しかった。笑いも何か強引で。
でも3話でフヨーハイさんが出て来てから、いつもの満劇っぽくなって、ホッとした。
おもろいねぇ。
5話で犬ハッピーの喋る関西弁。何て動物の言葉がしっくりくるのか。
まだ、チビには芝居は早いが、将来演劇部で頑張ることになったら、いろいろとアドバイスできそうだ。そんな舞台だったな。
20代、30代の頃は、自分が演ってみたいかどうかが、芝居を判断する基準だったが、知らない間に、そんな気持ちは失せてしまったんだなぁ。
この満劇・東京ぶらり公演は明後日13(日)まで。
今朝のラジオを聞いていたら、今日12/28は身体検査の日なんだとか。明治時代の学校での身体検査開始が由来という。私もここ数年は人間ドックに行って診てもらっている。ビリー隊長の下、トレーニングをしていた7、8年前は、体重減の成果もあって、綺麗な数字が並んだが、リバウンドした今はダメだ。今年は晩酌をリンゴ酢に変えて、何とか痛風系の数字は大幅改善し、正常値になったものの、体重がちゃんと落ちないので、肝機能系と糖尿系はアウトだ。アカンアカン。
血圧も冬場のこの時期のせいもあると思うが、散々だ。どうしても仕事が一段落する今の時期に受診するからなんだと思うがねぇ…血管年齢が10歳近く若い値が出ていたのが救いだがなぁ。
道理で、1KMを週2ペースで泳いでいるのだが、昔に比べて随分とスタミナが減ったしなぁ。これが老いなのか??? まだ、倅が4歳なのに、ここで老け込んでしまう訳にはいかないけれど。FBの同級生のスナップを見ても、まだまだそこまでは老けてはないと思ってはいるものの、48歳と言えば一般企業でいえば部長クラスか役職定年間近の年齢。嫌になるねぇ。
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さて、胃の検査。昨年はバリウムにしたが、今年は経鼻内視鏡検査にした。過去にピロリ菌検査をしたことがあり、それ以来2度目だ。何故今年は経鼻内視鏡検査にしたのか。メールマガジンで知った「検査ムラ」の実態を知ったからだ。
「バリウム検査は危ない: 1000万人のリスクと600億円利権のカラクリ」(岩澤 倫彦著/小学館)
は、この春先に週刊誌で連載し話題になったものだそうだ。この告発で、胃癌健診で厚労省も「内視鏡を推奨しない」というトンチキな旗を降ろしたとか。尤もだよ。バリウムによるX線検査が、戦争前後の結核検診カーによる集団検診の後継事業だったとか、朝日新聞がこの協会の幹部をしているとか、知らなかったことばかりだった。利益を上げるなとは言わないが、不当なことはして欲しくないものだな。
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胃がん検診は胃X線検査(バリウム)か胃カメラか(吉岡医院ブログ)
や 新・胃がん検診ガイドライン『現場と乖離する"検診ムラ"の論理 後編』(市民のためのがん治療の会)を読むと、胃癌検診はまず先にピロリ菌検査をしてからすべきなのかと思い知らされる。
今日は真珠湾攻撃の日。今年は戦後70年の節目の年なのだが、特定秘密保護法や「安全保障関連法案」、先日から配られたマイナンバーのマイナンバー法案(行政手続における特定の個人を. 識別するための番号の利用等に関する法律案」)と立て続けに動いた政府の動きに、我が子の世代が戦争に駆り出されつつある危惧を感じている父兄が多いと思う。草葉の蔭で、先祖たちもきっと臍を噛んでいるだろう。
太平洋関連の書物は夫婦して読み漁り、同じ過ちをしないように、また倅にはちゃんと教えないといけないと思っている。まだ4歳で教えれる年齢ではないが、三つ子の魂何とやらではないが、小さいうちに伝えねばならない。
本ブログに、軍医だった祖父の軍歴確認書を申請した経緯の記事「軍歴証明を取ってみた」(2013.09.12)を掲載しているので、終戦記念日前後には、2013年以降毎年のように「軍歴」「軍歴証明」「軍歴証明 取り方」と言った検索語で訪れる方が非常に多い。
(今では、8月の終戦記念日も関係なく、沢山来られます)
上の図は、今年の8月の様子。いろんな企業や自治体、自衛隊をはじめとする公官庁から覗きに来ています。それがきっかけで、TVや新聞の取材依頼もあったのですが(新聞は取材だけで、記事にはなってませんけど)。
家族の戦争体験を知りたくて、また実体験をしていた家族が語らなかった戦争を知りたいと思っている方が、かなりいるのでしょう。戦争について、歴史について考えるいいきっかけになるので、是非調べてみることをお勧めします。手に取ってみると、こんなに細かく個人を管理していたのかと驚くと思います。
マイナンバーが、こうならないことを祈って。
【関連記事】
・「軍歴証明を取ってみた」(2013.09.12)
・8/14放映予定のMBSテレビの取材を受けた(2014.08.13)
・今日の放送、山ノ神からはダメ出し喰らうの巻(2014.08.14)
・お盆の日中はTV見てはるなぁ(2014.08.20)
・告知書(2015.08.15)
・70年目の年のニイタカヤマ(2015.12.08)
・台湾じゃなく蘭台だった(2016.07.18)
今年の夏は酷暑という。東京も猛暑日連続1週間とか言ってたくらい。
でも、立秋を過ぎると、やはり秋の気配を感じますねぇ。
晩夏に鳴くつくつく法師も鳴き始めて、夏が終わる寂寥感と、急いで夏を楽しまねばと思う焦りも感じる。朝死んでいるアブラゼミの数も増えてきたし、昨日なんか、今まで夜になっても鳴いていた蝉がパッタリだもんな。
先月末手足口病や帰省疲れで倒れた倅も、先週から元気に登園。送り当番の私は、40年前に帰ったかのように登園路の樹木で虫が居ないかいつもキョロキョロしている。蝉やコガネムシを捕まえて、倅に登園のお供に持たせると、いつもチンタラ歩くチビが、友達や先生に見せようと走って行くのだ。虫様様。
小学生の時はクラスで昆虫博士って言われてたくらい虫にのめり込んでたな。家の周りでは地蜘蛛や蟻地獄を見つけては弄繰り回したり、秘密のカブトムシやクワガタの採取場所があったり。図鑑も読み込んだし、昆虫のTV番組を見ては、本当にそんな生態なのか確認しに出掛けてたもんな。
としまえんに遊びに行っても、必ず昆虫館へ寄った。
あのワクワク感があると思って、倅を昆虫館へ連れ出した。
■としまえんといえば、世界遺産級のカルーセル・エルドラド。くるみ割り人形の音色が頭に浮かぶね。
■今も昔も場所は変わらず。ミステリーゾーンの裏手。
■今は夏のイベントで、ヘラクレスオオカブトを触れるのだ。
■ギラファノコギリクワガタも何とか捕まえてみた。
15時からの夕涼みチケットで入園したその日は(フリーパスで入ったら、プールで手いっぱいだもんね)、プール帰りの親子(母子が多いかな)一杯。倅の前の組は、お母さんに説明する小学低学年のお兄ちゃん。倅はこのお兄ちゃんにくっ付いて、話しかけるんだな。また、このお兄ちゃんも、喜んで説明をする… お母さんは大変そうだった。
虫好きの女性は少ないしね。保育園でも虫を持って行くと、腰引く保育士さんも居ますしね。
自分が期待していたママドウマなどの身近だった昆虫が展示されておらず、残念。日本家屋のミニチュアがあって、ボタンを押すと軒下に明かりがついて、コオロギや蟻地獄が見つかるような展示物だったんだけどな。特別展がなくなったら、あるのかな?また、考えてみよう。
ウィキペディアで見ても、関東の昆虫館はあんまりないのだねぇ。関西では昆陽池のとこにあるやつか。そこには行ったことがあるな。
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昆虫館行かなくても、倅にはいろいろと教えられる。
■一本の木に群がる空蝉。
■雑木林にて。樹液に集まる蝶やコガネムシたち。昼間だったんで、カブトムシは居なかったな。
この雑木林。昔は個人宅でもっと鬱蒼とした森だった。木の周りは笹で足場が見えないし、木の数も間引きされてなく、空がみえないくらいだった。青大将もみかけたしな。当時は結構カブトムシやクワガタを見つけられたんだが、今は自治体に寄贈されたらしく、市の管理する森林公園になっている。
そのせいか、明るくなちゃったし、笹も刈られてしまたし、カブトムシは見つからないだろうな。自殺の名所だったから仕方ないかという気持ちもあるが、武蔵野特有の雑木林をそのまま残して貰いたかった。
プール行くには時間が無い時は、こういった森を散歩する。
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昆虫館だけという訳にもいかず、倅がチキチキバンバンと同じでお気に入りのクラシックカーや幼児でも乗れる絶叫マシンへ…
夏も残り僅かだ。
PASMOの2007年3月の開始当初からになるから、通勤定期券にFelica(Suica/PASMO)を使って丸8年。今使っているのは2代目。一度磁気が弱くなって窓口で変えてもらったもの。
昨年秋口辺りから定期券の自動発券機で読み取りエラーが頻発するようになって、もう替え時かと思い定期券の窓口へ。すると、黒マジックを取り出すではないか!
ん?何するのかと思いきや、裏面の黒かった部分の剥げているところをゴシゴシと塗り始めた。
これで良しと言う具合で、返されてしまった。
この日は窓口のマシンで処理をすませたのだが、次回自動発券機に差し込んでみると、ちゃんと読み取るではないか。
知らんかった。
■この丸印のところ。
こういう情報はあんまり出てない。ここくらいか。
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このFelica(Suica/PASMO)。私の手許には亡くなった父のと万之介先生のがある。
父は定年退職してからPASMOを作ったのだが、勤め人時代に使っていた定期券を思い出して喜んで使っていたな。万之介先生は「最近はこれで電車が乗れるから楽ちんなんだ」と上野で呑んだ帰りに言っていたっけ。
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んで、遅ればせながら、モバイルSuicaのアプリを入れてみた。必要がなかったから入れていなかったけど、どんなもんか試しにといったところ。ああ… 便利だ。PASMOもモバイル対応してほしいわ。
■伊豆箱根鉄道・駿豆線修善寺駅にて。ここの路線はPASMO使えないんだな。勿論、SLの走っている秩父鉄道も真岡鉄道もPASMOは使えないのだった。
■白バイに乗ってご機嫌~
予防接種には賛成・反対の両方の医者が居るというのは知ってはいたが、反対派重鎮、毛利子来医師とホメオパシーがお仲間だったとは知らなかった。
このハグは現内閣閣僚が極右と記念写真を撮っているのと同じくらいまずい。ホメオパシーはカルトじゃない?のかという意識があるからだ。
・反社会カルトとしてのホメオパシー/地下生活者の手遊び
・山口新生児ビタミンK欠乏性出血症死亡事故
昨年11月に「ドアの向こうのカルト 9歳から35歳まで過ごしたエホバの証人の記録(佐藤典雅/河出書房新社)」を読んだのを思い出してしまう。
期末期初でバタバタしているうち、万酔会から早2週間。
夏の間、狂言の台詞を謡いながら夜道を今じゃ黙々と歩くようになって、秋の寒さが一層堪えますね。
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巷では先週末の某局の金スマなる番組で、K医師を大きく取り上げたことが物議を醸しているようです。我が家にはTVがないので、ネットでの伝聞になるのですが、この手の話をマスメディアで取り上げるのはどうなんでしょうかねぇ。
うちでも夏から同系統の問題が発生中なので、他人事ではない。
3歳から接種を勧奨されている「日本脳炎」の予防接種。この夏、北海道の医師会が唯一接種の勧奨じゃなかった北海道の子供たちに接種をさせる運動をしていたのが、記憶に新しい。倅も3歳になり、その対象となった。
■バイキンマンをやっつけろ!@アンパンマンミュージアム横浜
日本脳炎のワクチンはADEM(急性散在性脳脊髄炎)のリスクがあるということで2006年から勧奨を中止していたが、従来のネズミ由来のワクチンからVero細胞培養のワクチンが開発されて2012年から再開された。現在、阪大微生物病研究会と化学及血清療法研究所の2社が製造しているそうだ。
虫取りに熱中し、昆虫図鑑を愛読していた私にとって、この「日本脳炎」はツツガムシ病と並んで、恐ろしい病気という認識でいた。図鑑の蚊の項では必ずと言って良いほど、大きな枠囲みのコラムがあって、「日本脳炎は発症率は低いが、発症すると死亡率は50%、死亡しなくてもバカになる」という風な記事が書かれていた。夕方飛んでいる白っぽい蚊が、アカイエカじゃないか、ビクビクして見てた。
「日本脳炎は発症率は低いが、発症すると死亡率は高く、助かっても障害が残る」という点は、40年経った今でも変わらない。
私としては、倅にはワクチン接種を受けて欲しいのだが、日本脳炎ワクチンは無意味だと言うのも居る。
厚生省や国立感染症研究所、WHOのファクト情報を見せても、全く信用しない。その言種が3・11で「SPEEDI」を国民に隠した役人が本当の情報を流している訳がない。役人の天下り先や製薬会社の利益のために、日本脳炎の予防接種の勧奨再開を急いだに違いない、と。第四類感染症で医師には発症を認めた場合、報告の義務があるのに、この数字を信用しないのは考えられない。医薬の世界の一部には「医は算術」という輩もいるかもしれないが、そうではない「医は仁術」の方々もまだ多いと思うのだが。
公的な情報
症例の談話や医師の話
・小児科医 飯田喜彦の話(今は引退されている池田市の小児科医)、その2
・和歌山の医者の話
・黒い森の白いくまさん(南西ドイツで暮らす日本人医師)
・“ワクチン拒否”を考える/本棚(小児医療・アレルギー・アトピー他)
「ワクチンで困るケースをみんなで話してみました」(竹下 望、他)/本棚(小児医療・アレルギー・アトピー他)
他、この方の「予防接種関連の書評エントリー」
・今度読む本「【読書感想】「ニセ医学」に騙されないために 」/琥珀色の戯言
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しかも、山ノ神の里は奈良の生駒山系の麓。生駒の野生のイノシシ、タヌキ、キツネ、アライグマの7割が日本脳炎のキャリア(八尾市の2011年のサイト(2011年5月号))であることを考えると、毎年夏に帰省するのであれば必ず打っておくべきなんだと思う。1/1400万のリスク(副反応)と1/10万(発症率)を考えれば、そう考えるのが当然だと思うのだが…
■うだ・アニマルパークにて。
今から思えば、このうだ・アニマルパークで豚舎は大丈夫だったのかな。厚生省のデータでは、奈良県の管理されている豚ではキャリアはいないことになっていたけど。
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